家具職人メールマガジンのバックナンバー

家具職人になりたいけど女では仕事がない、せめて住宅に関わることをと思い、どちらにせよ当時は女性の営業も少なかった中、住宅販売の営業をしていた私の思い出話からのうんちくメールマガジン・バックナンバーです。

2015/10/10 07:00配信分

私は不動産屋で働いていた経験がありますが

家具職人への道3~住宅販売営業マン時代~宅建取得 参照)
そこで上司に教えていただいた言葉

【不動産屋はセンミツ商売だ】

っと。意味がわからなかった私は上司に解説を求めたのですが

●千人に営業して3つ契約が取れるのが相場

という回答。なるほど。10人営業して売れなくても根気よく営業頑張れってことだねと思ったのですが、このセンミツ商売という言葉は立場によっては意味が違っているらしく

・不動産屋は1000個の話のうち3つしか真実を言わない
・不動産屋は1000人のうち3つ契約できたら商売が成り立つ

などの言われもあるそうです。たしかにその部分もあるのかなと…で、ちょっと思ったのですがこれって不動産だけではなくて人生の選択とかもろもろでもあるのではと。

・ダイエットに挑戦しようと実行する人
・資格試験取得に本気で勉強する人
・なりたい職業に付きたい人
・今の自分を高めるためにチャレンジを成し遂げること

などなども結局、1000個の話のうち3つしか真実がないとすれば

・できたらいいな
・やろうと思ってるんだけど…
・時間がなくて…
・途中でやめてしまう…
・家族が…

などといったことになってしまう人も多いのかなと。そして

・不動産屋は1000人のうち3つ契約できたら商売が成り立つ

といわれがあることも記載しましたが、1000人のうち3人しか実行しないということに置き換えたら3人に入ることができれば良いんですよね。

あくまでも仮説の数字やこじつけ論ですが、ようは…有言実行で最後まで成し遂げるという人口比率が少ないんだなあということ。

私も仕事は諦めませんがランニングに関しては思っても実際に真剣にやらない方なので…年始のハーフマラソンはちゃんと目標タイム掲げようかな…。

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編集後記

プロの当たり前の基準って素人とは全く違うところにあるなと思います。プロのスポーツ選手でも、音楽家でも、子供の頃から練習量が半端なくそれを当たり前の日課としてこなし、嫌だと思う日は当然あるかもしれませんが、

人に頑張っているねと褒められたり努力をしているねと言われても認識が低く、それよりもこれではだめだ、もっと上に、という気持ちがあり、それこそ1000人に3人(実際はもっと確率は低いとは思いますがわかりやすく)になるために積み重ねをしています。

何事も自然と当たり前の基準が高くなるよう継続していくと、辛いことではなく気がつけばできることが増えていた、きちんとできるようになっていた、腰が重たくなく取り組むことができる、などにつながるのだと感じます。

私の場合、話のレベルが低すぎますが、パソコン作業が苦手すぎて苦痛で苦痛でたまらず毎日ストレスでしたが自社で家具が売れるようになりたい、職人仲間の家具がまっとうな価格で売れるようになりたいという思いの強さでやりたくない気持ちを乗り越え、なんとか腰が重くなく、できることが増えました。

物心ついたときや学生の頃の授業や、社会人になったときに当たり前にインターネットがあったわけではないので今の若い人たちにとっては当然と思われることでもおばさんには苦行であった家具のネット販売やオーダー家具のお見積相談ができるようになって本当に良かったと独立した今、心底思います。