七宝焼きの工芸家、橋詰峯子さんに作り方をお聞きしました


鳥取県指定文化財 新規指定・保持者認定記念展にいきまして、鳥取市在住の七宝焼きの工芸家であり県無形文化財保持者の橋詰峯子さん・68歳に作品作りの考え方や具体的な作り方をお聞きしすばらしい時間でした。

橋詰峯子さんは四季の中で冬から春にかけて雪解けした土からふきのとうが顔を出したり、新緑が見えてくるととてもワクワクした気持ちになり、そういった感情を作品に表す事が多いそうで実際に作品を前にすると伝わります。

橋詰峯子さんが七宝焼を始めたのが36歳の頃で、当初は師事していた方の手伝いで壁画など大きいものを作られていたそうですが、約7年後に独立をし独学で今の作風にたどり着いたそうです。

その作風はまず、器に釉薬を焼き付ける前に銀箔(ぎんぱく)を貼り、空気を抜く作業を何度も繰り返して、下地が銀箔から独特の光沢を生む技法が特徴で、本来は貼らなくてもできるし、手間になるけども下地が真っ白よりも良い色合いが出るとおっしゃっていました。

そして七宝焼きの作り方の手順を写真パネルとお話を含め詳細に教えていただくという、このような機会はめったにないし聞き入りました。凄く細かい作業を何度も繰り返し、薬を焼き付ける作業も数回の工程があり、磨きもダイヤモンド砥石の60番から順に6000番までの仕上げ磨きを繰り返すようです。

さらに、参考にする絵柄に関しては、ご自分で植えた種から育つ花の成長過程や、散歩中に見た景色をスケッチしてそこから作品に織り込むようで鳥取愛を感じる事ができるのでお話を聞けて良かったです。本当にすばらしい手仕事で、言葉で聞いても誰しもがすぐに生み出す事ができない技術と経験、努力や工夫などを感じ尊敬の気持ちでいっぱいです。


続いて、木工家の福田豊さんのギャラリートークもお聞きし、民芸運動の父、民芸プロデューサーなどと呼ばれる医師の吉田璋也(1898〜1972)氏に師事したお父様の祥(あきら)さんの技術を受け継いで、民芸家具のコンセプトとなるデザインの部分を忠実に守りつづけていることなどをお聞きしました。

後継者がいないという事について、後継者になりたいという人がいたらどうするのか?といったことも本当は質問したかったのですが、大勢の前では言いにくい事も有ると思ったので失礼にならない様にと質問するのをやめ、一枚物のお盆を作る際の彫りをする際にどんな道具を使っているかなどトーク後に直接質問しました。

プロの作品を見ると作品作りに対する熱意や真摯な思い、そして精神の安定など真の強さ、愛情を感じます。

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