家具職人という仕事にこだわり続けているのは手段だったかも




私が家具職人になりたいと思ったのは8歳のときで、友達のお父さんが婚礼家具を自分で作ったことが衝撃的で、自分もそんなかっこいいことしたい!と思い、そこから大人になるにつれ、夢を忘れつつ、女性で家具職人とか仕事では無理なんじゃない?と思い、生活という手段を選び住宅販売の仕事をしたりしながら、お客様に『ここにこんな棚があったらいいんだけど…』と言われるたびに、そういう要望に応えたいと思い、やっぱり家具職人になろうと思い直し、脱サラした経緯があるのですが、

当時は自分が家具職人になりたいと いうことしか頭に無くて欲しいものを形にする技術を覚えたりすることしか考えていませんでした。

いざ修行を終えて、仕事に就くと、いろんな家具を作らせていただくことが出来ました。その中でどんどんドタバタして心を失い、納期に間に合わせることしか考えられなくなったこともありました。

それではいかんと、最近はずっと個人宅のオーダー家具を作っているわけですが、家具職人というと、無垢の作品を作ってギャラリーみたいなところで販売するとかそういうイメージも持たれるしそれが正しいかもしれません。

ですが私の場合は、そうではありません。お客様が欲しいと思うもの、条件、予算にあわせて出来る限り満足度の高いものを作ることにフォーカスしているので、それが無垢でもフラッシュであっても単品でも量産でも何でもします。手法にこだわりが無いので職人としてのプライドというものが他の職人さんより欠けているのかもしれないと思い悩むこともありました。

ですが、最近気づいたのは、お客様の要望に応えて、喜んでいただく部分にやりがいを感じていて、それがもしかしたら家具じゃなくてもいいのでは?と。私はたまたま家具だったわけで、家具職人になりたいという思いが強すぎてこだわり続けましたが、私の中でそれは手段だったのかもしれません。

現に、私は家具が完成したときの達成感よりも納品後、1週間、1ヶ月、1年とずっと気にしていて、何か不具合は無いか、気に入ってもらってなかったらどうしよう。そういうところが占めていて、納品してお金を頂く、そこで終わりではなくて、その後のお客様の喜びの声を聞いて長いおつきあいが出来てやっと仕事が終わったと思うのです。いや、関係が続いている限り良い意味で終わったとは思ってないかも。

下請けという立場から脱却して、幸いなことに直接お客様とやり取りをするようになってから、緊張感とやりがいや責任感が大きくなりました。下請けで図面もらって納期に追われ、ばたばた作っている方が実は楽なのかもしれないと思います。ですが使い手さんの声も聞こえず、やりがいはないし心も失うことも。

今はお客様に選んでいただき、綿密に打ち合わせをして、

  • あわなければこうしよう
  • 材料をかえよう
  • 手法を変えよう
  • サイズを変えよう

こういう繰り返していく打ち合わせから依頼品を作っていく。ここで私はこういうやりかたしかしない というのではなく求められるものに対して柔軟に対応していこうとおもいます。

私は求められることに答えることに満足があり、それが家具ではなくても同じ仕事スタイルだったのではないか、そう感じます。現に私は家具以外の仕事もしていますがすべてにおいて、依頼者の悩みが解決すること、要望をかなえるということ、それにフォーカスしています。なのできっと私は、自己満足の家具作家という道は今後も無いように思います。自分の作品を作る時は、喜んでくれる人がいる、と想像して作ります。

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