女家具職人が高卒男子の未経験新人教育したときの話




私の女家具職人ブログをお読みくださりメールマガジンをよんで下さる方の中には家具職人になるには?と悩んでいたり求人を探している方がいます。 そして時折、私に教えてほしいといわれます。私は器が未完成ですのに恐縮です

ダメなのはわかっているのですが、KYOKOさんの工房で技術を教えて頂きたいんですが。 本当に家具作りに対する技術を教えて頂きたいんです!近くでとは思うかもしれませんが、近くに知り合いがいれば甘えが出てきますし、それよりもKYOKOさんのブログを読んで是非KYOKOさんに教えて頂きたいんです。

ですが…私は現在職人募集をしておらず、家具職人といえど私は物件家具のオーダー家具が多いのでフラッシュ家具が多く、いわゆる無垢の工房思考の方とはイメージがまったく違うといわれる仕事内容なので思いと違うところにわざわざ来ていただくというのもその後の責任が取れないので受け付けていないです。そこでちょっと木工所時代のことを思い出したので記載します。

高卒男子の未経験新人教育したときの話

当時量産家具の木工所のオーダー家具部門で一人で奮闘していた時に、新入社員としてピチピチの18歳、高卒男子3人が来ました。その時私は刑務所の囚人の部屋の家具を大量に作ってまして、教えながら納期に間に合わせて欲しいと社長に言われ、囚人の部屋の棚という特殊な仕様の家具を一緒に作りました。

私はそれまでは人に指導をした事も無く、木工所に勤めてから先輩方に家具の作り方を教えてもらった事も無いので教え方も判りませんでした。家具職人の技術は目で見て盗むものと思っていましたし…。 だから今思えばかなり言葉足らずで、かつムスッとしていてぶっきらぼうだったと思います。私のやってる作業を見ながら怪我をしないようにという教え方。2言ったら10の発想するくらいの感覚というか…

そしてしゃきしゃきキビキビ動かないとイラっとしてしまうので、大量に出来た刑務所の家具をトラックに搬入する時に、一人の男子が

『エーまだあるんですか?』

とだらだらっと階段をのぼってきた時の態度が私の逆鱗に触れてしまい。。。雷を落としてしまいました。未熟だなあ私も。(当時27歳くらい)

その後使った工具を元の場所に戻しておいてもらうために

『工具なおしとってな』←関西弁

と一言添えてしばらく経って作業場に戻ると3人が工具を見ながら何か悩ましげにしていました。

『何で工具なおしてないの?』

と聞いたら

『どこが悪いですか?どこを直せば…』

との回答。

《は!しまった…関西弁では片付けるをなおすというんやけどここは大阪じゃない…》

と田舎移住してからも関西弁が抜け切れない私はなおすは片付けるという意味で伝えたかったのに、なおすイコール修理すると伝わった事を反省しました…。あとから聞いたら関西弁自体が怖かったようで、さらにむすっとしているので新人職人にとってそれはそれは鬼女のようだったと思います。

今ならゆとりの気持ちがあるし、若い方や障害を持つ方が木工を通じ人に喜んでいただくことで社会に触れるという場所を作りたいですが(まだ経済的に叶わない…少しずつ…) 当時は自分もまだ経験が浅くいっぱいいっぱいでしたし、教えるという器ができていませんでした。

西岡棟梁と鵤工舎の小川三夫さんはじめ、お弟子さんが書いた『木のいのち木のこころ』を読んで私はキャパの狭さに反省しました。

私自身が厳しく育ってきたので趣味の方に教えるのとは違い、お金をいただく仕事としてプロになるのであれば無意識に厳しく指導してしまいそうな気がします。いじわるではなく、体で覚えないと中々身につかないし手取り足取り教えて出来るものでもなくなんというか、、、勘というものも大事かと。怪我をしないことに関してのウンチクは特にしつこいです。。。でも怒ってるのではないんですけど。

当時の社長も現場監督も今、時折一緒にやっている知人もプライベートの時との差がありすぎっと言います。 あとネットのこと教える仕事でもキツイ時があります^^;

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