仕事で独立して気づく、過信と無知という我儘と人のありがたみ
私が田舎移住をして、家具製作の仕事でお世話になり、10年以上経過した今では仕事仲間である人が去年の秋から闘病していて、回復祈願にと植えたチューリップ。
本人が、桜が見れる頃まで生きていられるか、、、といっていたので私自身は本人ではないし、私が見れるよ!と心底思っても根拠も無いのに軽はずみなことを言って励ましても逆に嫌な思いをすると思ったし、抗がん剤治療で全力で挑んでいるのにそれ以上頑張ってともいえないし、
苦しそうな事に対して何も出来ないジレンマを抱えながら、心の中では治ると思い、いつでも復帰してまた一緒に仕事が出来るようにと自分は目先にとらわれず長く持続する仕事をすること、丁寧に仕事をすることを意識していました。
そうはいっても無力は無力。病と闘うのは本人で、自分は本当に何も出来ないのです。そこに落ち込んでも仕方が無いので桜が基準といっていたから私は同じ時期に咲くチューリップを植えて、咲かせて見せたいと思って見守っていました。
今日体調が良かったらしく、仕事場に来たのでついでにと全開のチューリップを見せる事ができました。写真ではなく、直接目で見てもらえてうれしい。
独立して気づく、過信という傲慢と人のありがたみ
そして調子が良い日にはお仕事でも見積もりをしてもらったり、作り方を一緒に考えたりと、いろんな事でまた助けてもらっています。これからもワクワクする打合せや色んな難題をクリアして良い仕事が出来るようにボチボチと。
話は独立してからのことになりますが、自分は人の為にと思って生きているつもりだけども、自分のほうが人に助けられているのだと独立してからは本当に思います。
自分の欲望だけだと精神面も続かず心が折れていたと思うし、それがゆえに仕事もうまく出来なかったと思います。ですが人に感謝をし、お返ししたいと思う気持ちがまたパワーを生んで、自分のわがままで生きるのではなく、自分の周りの人を心豊かにする事を考えると自然に良くなってきました。
独立して背負うものや立場や環境が変わるとこんなにも今までの自分の勘違いが浮き彫りにされるなんて、、、と気がつくことが出来た良いきっかけだったと思います。家具が作れるだけでも駄目だし体力や仕事に費やせる情熱や時間があるだけでも駄目。そこを痛感しました。
根本的に今まで出会った人はそれぞれ教えをいただいていてお世話になっていたことに気がついていないこともありました。
例えば前職の住宅販売でも学びはあったし、最初の家具職人の修業をした師匠教えもあとから響いたり、辞めた会社もすべて、身になっていて、今思うと感謝で、自分の我儘で自分の勘違いや弱さなどで逃げたりごまかしていた事もあったと思います。
直売をするようになってから振り返ると良いお客様の仕事をすることが出来ていて精神的に救われることも多く幸せなことだと思います。好きなことを仕事にするだけではなく、誰と仕事をするのか、誰と関わっていくのか、相手が喜んでくださっているかの部分が私にとって大事。
自分の好きなことを仕事にしても相手が不幸だと成り立ちません。それは単なる我儘なので価値にならないと思い仕事として継続する事ができませんよね。
っと話は戻り。
昨日赤と白の花は来年のために栄養を球根に蓄えるために、栄養をかなり吸い取ってしまう花をとってしまったので、(待っていれば良かったけど、、、来年のため!)今年見せる事ができたチューリップは2種類。
八重のチューリップフォックストロット
そしてイエローポンポネットが全開
成長過程はブログに書いてきたので知っている方はいらっしゃると思いますが、、、家具の話に関係ないので興味が無い方はスルーしてくださいませ。
2016年に購入した国華園の訳ありチューリップ成長日誌
来年の為に球根を太らせて保存します。
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タグ:チューリップ 育て方, フォックストロット, 家具職人 独立
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