田舎移住で家具職人3.現場仕事の段取りとスピードに腕とマインドが落ちる不安

家具職人になりたいと当時女性には無理と反対されながらも修業をし、都会生活から離れ田舎暮らしを決行。運良く?木工所で拾ってもらい田舎で家具職人をしながらスローライフを目指すことに。

そんな私のワインディングロードを切り取って記載しています。

今回は田舎移住で家具職人2.初仕事・店舗家具の取り付けの続きです。

3.田舎の現場仕事の段取りとスピードに腕とマインドが落ちる不安

田舎の木工所で働くことが出来、当時病院や介護施設やホテルの建設が立て続けにあり、家具を作っては現場に納めにいき、という繰り返しでした。
3.田舎の現場仕事の段取りとスピードに腕とマインドが落ちる不安

木工所は量産工場のため機械のセッティングが決まっているので途中で動かすと作業工程に時間のロスがでるので早朝と、就業後に私は機械をを使っていました。(会社の責任者が、今後量産だけでは駄目だからと物件家具工事の仕事をし始めたところで、従来の工員には別注家具の理解がなかったのです。)

朝6時に工場に入り、パネルソーやプレス、カット作業をし、日中には手作業や組み立てをし、現場がある日は現場に出て、夕方工場のラインが止まってからNCを使ったりパネルソーを使って、と量産家具工場でじゃまにならないように考えて別注家具を作っていました。日曜日にも工場に出て一人で集中でき、仕事に没頭する日々。

基本的に私が家具を作り一人で現場もしくは、設計者と搬入取り付けに行くことが多かったのですが、どんどん不安に陥ってきたのです。

それは、都会と比べて仕事のペースや段取りが遅いことや、仕事の丁寧さの基準が違うことで、自分が高みを目指しても。そこそこで終わらせられることとか、よその業者の腕が悪い尻拭いを当たり前のようにさせられることなど、

自分もたいしたことないけど、田舎は仕事のレベルが低いといわれることを実感したのです。

  • 厳しくする人もいないし
  • どこかなあなあだし
  • 緊張感がないし

※まあ…これがスローライフなのかもしれない…

なにより他の業者のルーズのしわよせが家具工事やクロスなど内装仕上げに来る、そしてそれを現場監督も他の業者も改善しようとしないので同じ繰り返し。

具体的に言うと、前工事が遅れても終わりの納期は決まっているので内装と清掃関係が徹夜等になる。(これは都会でもありますが)

田舎の現場ではだいたいが同じ顔ぶれで仕事していると言いましたが、左官屋さんも同じなのです。その左官屋さんがレベルを出して仕上げないので、家具が斜めになるので家具を斜めに削って真っ直ぐに設置しないと扉が歪んだりするのです。

また、壁と家具の間にフィラーを使用する際にも隙間が均等ではないこととか、フィラーやコーキングでは到底賄えないようなことになるなど…。

躯体工事さえ丁寧に仕事をしてくれれば家具は微調整で家具を設置してと1時間で終わる仕事が、左官屋さんの仕事が悪いために4時間かかることとかも多いのです。

建具もそうですが、壁と床がきちんと出来ていないので調整するのに大変なことも多く、当然、人の仕事なので調整するという技術も職人のうちですが、あまりにも毎回毎回かなり歪んでいるので、、、、

一番驚いたのが鴨居のレールと床に埋め込むバリアフリーの敷居のレールが数cm単位でずれていたこと、、、それをどうにかしろと監督に言われて流石に扉で調整することは無理だと。

もしかすると自分の仕事の仕上がりの悪さのせいでこんなにあとの業者が迷惑していることを知らないのでは?いや、こうなってしまうことは仕方ないのか?ではその理由を教えてほしい、事前にわかっているとこちらも対策できるので…と思い、現場監督に左官屋さんを呼んでほしい、と言いました。

じゃあ、監督が

ねえさん、穏便に。穏便に。姉さんがちょっと直してくれたら済む話じゃない

というので

そういう問題ではなくて、気づいてほしいし知りたいんですよ、この仕事の仕上がりがあとでこんなに他の業者に迷惑がかかるということを。1時間で終わる仕事が半日になるんですよ、家具を削れば解決じゃないんです。クロス屋さんや床屋さんもパテとか苦労してるんですよ。

それを知らないんだったら教えたいんですよ。いつも同じ繰り返しということは自分の仕事がわかってないと思うんです。もしくは、必ずそうなる理由を教えてもらえたらこっちも理解できて対策がねれるので。

まあまあ姉さんそういわずに、、、

と監督になだめられたりと、、、血気盛んだった頃は本当に生意気でした…。若造のくせに、女のくせにうるさい。自分の仕事のレベルもそこそこのくせに振り返ると情熱が有りすぎるのとせっかちなことも有り、周りのルーズさや、なあなあ、向上心のなさに耐えきれず怒りっぽくもなり恥ずかしいです。

その他、本当にありえないいい加減な出来事がたくさんあり、監督もそんなもんでいいよ、姉さんは関西人だからうるさい、時間もないし、ということも有り、妥協してそんなもんかと諦めそうになる時に、自分のマインドも堕ちてきているという不安が有りました。

特に関西人だからうるさい、という言葉でなんだか私だけが違うのか?いやいや、うーん、、郷に入れば郷に?いやいや、、、それでいいのか?

次第に、納期に追われて間に合うことだけを意識して仕事をしている、現場でトラブルがありませんようにと願いながら仕事をし、完成した喜びを感じることが出来ないまま次の仕事のためにといそいそと帰って、いつまでも達成感を感じることがない、孤独で仕事仕事仕事の日々でした。

この頃、沢山仕事を経験したのですが写真が一枚もありません。とにかく必死でした。今振り返ると心はなくしていたけど経験という財産が身についているのでありがたい時間でもあったと考えています。

4.仕事漬けの日々でも5分でできる田舎ならではの気分転換と癒やしに続く

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家具職人への道その後…田舎移住で家具職人目次一覧



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