田舎移住で家具職人12.リストラからも往生際悪く田舎で家具職人復活を目指す

田舎暮らしで家具職人をしながら趣味を楽しむ生活を保留し、木工所に情熱を注ぎ込んで、やりたくないインターネットの仕事に試行錯誤する日々…

その息抜きは週末の数時間の農作業、山や海の風景を眺めること。自分の理想のライフスタイルとは違った忙しさ、そして毛嫌いしているネットの仕事をしていても田舎暮らしで心が救われていました。

11.木工所の倒産が救えず罪悪感・無力感で影に隠れる

の続きです。

12.リストラからも往生際悪く田舎で家具職人復活を目指す


最初に拾ってもらった木工所が倒産し、私は販売会社に移籍していたとは言え、社長にネット販売で日本製の家具を全うに直接販売したいと言われた時に間髪入れず自分がやります!と決めて、家具職人という仕事を横においてネットショップの構築と運営に情熱を注いできたことが実力不足でみんなに迷惑をかけてしまったと罪悪感に悩まされました。

社長は従業員の再就職先や福祉施設に入所できるように手配をしたのですが、自分はネットショップが残っていて仕入れ販売などをすればまだまだやり直しが出来るけど、木工所を守る目的としていたことを叶えることが出来ないことに息が苦しくなり目を閉じると自責の念が押し寄せてきました。

過剰に考えすぎかもしれませんが悪事を働いたわけでもないのになんだか悪いことをした気持ちになり、人に聞かれたくなくて誰とも連絡を遮断。ネットショップはそのまま生きているので新天地でも変わらず営業を続けることが出来ました。

しかし、、、木工所にいた社長の身内が私と社長だけがスタッフの会社に所属することになり、もともと給料二人分のところに6人位になるので明らかに人件費がかさみます。

なので人員整理をすることになり、結果、私が抜けることになりました。私が睡眠時間2,3時間を何年も積み重ね立ち上げて、相談できる人もいなくて泣いて泣いてやっとお客様への露出も増えてきて、自分が店長としてお客様から誕生日に贈り物をもらったりするくらいやり取りをしていたのにそれを手放すことはとてもとてもとても悔しい気持ちもありました。

身内が大事なのは当然だし、他人の私が抜ける(リストラ)ことになるのは仕方ないし、自分の亡き父が同じような境遇だったので『いざという時に会社は何もしてくれないから会社のために働くのは気をつけなさい』という言葉を聞いていたので覚悟をしながら仕事をしていましたが、

反面、こういうことになる危機が実際にありながら、会社のためにと必死でやってきた私に対し、オンオフの切り替えができないやつだとか、仕事しすぎだとか、ネットに非協力だったりとか・・・社長に徐々にネットショップのことも覚えろよと言われていたのに勉強をしなかった身内が、

いきなりもうすでに出来上がっている安定したネットショップの店長で自動販売機状態で運営できるという、立ち上げやホームページの作り方や写真の加工方法、お客様対応に出荷作業など、の苦悩知らずなところにも腹が立ち(笑)

木工所で定時に帰る彼を見てずっと…将来はお前の会社だろ!!

ちょっとは危機感持って自発的に対策を考え行動に移したら?!と思っていたのでもう、本当にたまらない気持ちになりました。こういう悔しい思いをするサラリーマンってドラマの中だけと思っていましたがほんとこういう形で鬱になったりする人がいる気持ちはとても良くわかりました…。

社長は私に対し申し訳ない気持ちで一杯でいることもわかっていたし、未来を見据えて頑張ろうと切磋琢磨した日々は精神的に充実していたので恨みは持っていないです。私なら都会帰ってまたやり直せると思ったからでしょう。もう大阪に帰ったほうがいいよっていわれましたが、

帰る?都会に帰る???嫌だ、、、、

私は仕事しにだけ田舎に来たんじゃない!

と初心を思い起こし、何も無くなるのはまたチャンスだ!私にはスキルが残っている、なんとか田舎に居座るぞー!っと居座れる方法を考えるようになりました。

かといって、まだまだ独立する気持ちもなかったし、目の前のネットショップのことで精一杯で起業する勉強もしていないしお金もためていない。木工所が倒産してただでさえ自責の念にかられているのにこんな狭い田舎で、前にも書いたように現場にはだいたい同じ業者がいるので倒産を知っている人たちに営業活動をする勇気もない…。

(むしろ、同情してくれて仕事くれたかもしれませんが…私には工場もないし、会社だからこその信頼で個人的な信頼もなかったと思うので。)

うーんどうしよう、、、家具職人としての復活を諦めるか…でも田舎暮らしは続けたい。

そこで私は息抜きに農業を手伝い始めたときから、農家さんも家具製造と同じだ、市場などに卸すのではなく直売やネット販売ができるようになったほうが良いのでは?と思い、ちょうどネットショップをやってみたいという人もいたので

果物やお米、特産物などをネット販売しませんか?と生産者さんにお話をして少しづつアイテムを増やして販売することをはじめました。こちらも徐々に売れ始めこれから!っというときにいろいろあってまた無になったりとを繰り返し、、、

報酬をもらえる予定だったのに結局報酬をもらえない仕事をしたりと独立して仕事をするのに、お金を回収するスキルがないことや、ちゃんと支払ってくれる人を見る目の欠陥も身にしみました…。従業員でいることってありがたいね。給料はいただけるものなので生活というお金の心配しなくていいんだもの…。

などなど、無計画に始まった田舎暮らしからの倒産、リストラからの突然の独立はお金に困り生活に困り、農家さんの畑を手伝いやさ愛をもらうことっで食いつなぐという日々もありました。でも一切都会に帰りたいという気持ちはなく。

大阪で家具職人の仕事があるよと声をかけてくれる人もいたけど、頑なに帰る選択を拒否し、私は私の決めた目的を果たせていない、今まで仕事三昧なのに惨敗したこの自分への劣等感や罪悪感を払拭したい、、、と田舎に居座るのでありました…。

都会なら仕事もたくさんあるし、まだ若かったので木工所に転職という道もあったのは確かだし身内もそれを望んだかもしれませんが…。ごめん、私は田舎暮らしをして田舎で心豊かな人生を過ごしたいのよ…。と崖あり谷あり、リアス式海岸のワインディングロードあり、のまさに自分の人生のような地形の田舎町で粘るのでありました。

 

リストラで自分の築いたネットショップを手放したときはとても悔しかったのですが、給料も頂いていたわけだし、働くみんなの為、仕事の為だったから責任を持ってできた、ということを考えると無職・無貯金・無人脈になってもスキルとして残ることが財産だとあとで気づきました。

逆に皆と同じようにネットのスキルが無いままアナログ職人で過ごし、倒産で路頭に迷っても就職先を探すしか考えがなく、田舎には仕事も少なく、何も始めることができなかったことを考えると田舎で起業して生きていくのにあの苦しかった時間はとても貴重なものになり感謝しています。

まだ倒産でできた心の空洞は埋まらないんですけどね…。

13.独立して家具作りが再びできるようになるまで

につづく

家具職人への道その後…田舎移住で家具職人目次一覧



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