家具職人見習い・材料を傷つけない所作を身につける



家具職人として見習いで先輩の仕事を手伝ったり、加工した材料の受け取り(機械で流れてくるパーツの受け取り)などをすることがあります。

仕事内容は工場によって様々ですが、材料を扱うという点で気をつけることは共通しています。

家具職人見習い・材料を傷つけない所作を身につける


例えば、自動カンナ、ダブルソー(サイザー・テノーナなど様々)や昇降盤、面貼り機・NC旋盤加工、パネルソーにボール盤、やルーターなど木材やパネルをカットするときに必ず木くずが出ます。集塵である程度は吸い取りますが、多少の木くずがパーツについたまま材料を受け取るので

それをエアーで飛ばしたり掌や指でさっと落としたりしながら木くずがパーツに挟まらないように積み重ねていきます。

その理由はご存知の通り傷や凹みにつながるから…。

最初は受け取りに必死で木くずを払うことに気が回らなかったり、角をこすって置いてしまったり積み重ね方が斜めになって不安定になって転倒させてしまうなど初心者であるほど傷や破損のミスが出てしまいます。

私もキッチンを作る量産木工所でバイトをしていたときにどんどんパーツが流れてきて撮ることに必死で慌ててきれいに積むことができなかったりしましたが、

きれいに揃えて積むことイコール、傷が防げること以外にちょっとしたミスに気が付きやすいとか次の作業工程がスムーズに行くなど、あとの作業や仕上がりや作業時間すべてにつながってくることがどんどんわかってきて

今やいかに歩数を少なくするかとか工程を少なくするか、体の負担が少ないかとか無意識に所作ができましたので初心者の人が見ただけではただ材料を受け取って積み重ねているだけと思って自分にもできると思いがちですがただ受け取るというだけでも色んな要素が詰め込んであります。

台車の位置、作業テーブルの高さ、材料が出てくるスピード、エアーを効率よくする方法、積み重ねをきれいにするコツなどなど…これは職人でしか共感できない所作のうんちくです(笑)

材料をカットするにも、表面になる方には絶対にバリ(ささくれ)を出さないとか直置きしないとか言い出したらキリがないのですがそういう細かい所作で家具の仕上がりが違ってくるので基本的に傷をつけない材料の扱い方というのを意識してそれを当たり前に身につけることは見習いとかヘルプ時の大事な役目でもあり、一人前になって自分だけで家具を作るときにも重要点になります。

無垢や集成材の場合小キズは削って修正をしやすいのですが気が付かずに塗装をすると目立ちますし、合板のフラッシュの場合にはタッカーの浮きやちょっとしたゴミが挟まっていると表面に出ますし削ることもできず…、木くずがパネルの上に乗ったまま材料を重ねたりプレスすると表面が凹み、それを引きずると傷になり、

またメラミンの場合には速乾ボンドを塗布しているときにゴミや木くずが混じらないように注意したり…シートなどもっと薄手の材料の場合には髪の毛だけでも表面に支障が出ることもあります。

ということで掃除が大事というのはこういう部分につながってきます。

材料を傷つけない所作を大事に!ですね。

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