鴨長明の方丈記を読んだ話と水木しげる先生が描く方丈庵!

インテリアコーディネーター二次試験も終えて、朝活モードを維持するつもりですが、少し息抜き(これがサボり癖返りになり危ないけど)にと、鴨長明さん方丈記を読みました。

人間関係(下鴨神社御家問題なども含む)はじめ、火災(安元の大火)、竜巻(治承の辻風)、遷都(京から福原へ都の移動)、大飢饉(養和の大飢饉・水・食料・資源の災い)、大地震(元暦の大地震)を美しい言葉で書き連ね、

その経験から人間の生き方と住まいの儚さを考えることに至ったことがヒシヒシと伝わり、47歳で追い討ちがあり、

その後の日野山で方丈庵をDIYで建てて暮らす様子、家の構造やり間取りの解説、60歳にて10歳の友達と遊ぶ様子もとても良いのですが

誰とも付き合いが無いから誰にも見せる必要も聞かせる必要もない、評価を気にせず好きなようにスキルを高めて、持ち運び可能な小さな家で文化活動を送る風景を想像したら

前々から書いているように、自分だけが暮らす小さな平屋が建てたい想いがさらに募りましたし励みや癒しになりました。

鴨長明さんの5大災害や家族、仕事や人間関係などの苦難を乗り越えて余生を方丈の家で過ごしたことは、現代でも共感できることも多いでしょう。

この世の生きづらさを問い、過去を振り返って現代を綴ったに過ぎないが、自分の心の持ちようで幸福になれると。

乗り越えることだけが正解ではなく自分の努力では解決できないどうしようもない無常観もある、執着についても悟りと人間らしさを綴っています。

余生の姿だけを見て人を判断せず、その人の歴史的背景を知ると、なぜこの住まい、佇まい、思考、発言なのか?を理解することができ、偏見や差別、喧嘩などが減るのでは?と感じます。

必要最低限の住処に豊かな文化を嗜む暮らし…憧れます(逃避と言われも気にしない)

様々な問題を抱えてモヤモヤしながら暮らしている方は、ぜひ鴨長明の方丈記を読み返すか、YouTubeで漫画や朗読を視聴してみてください

ちなみに、PRではありますが、マンガ古典文学で方丈記 [ 水木 しげる ]先生が!

試し読みでも水木しげる先生の描く方丈庵が閲覧できます!
→ 方丈記 [ 水木 しげる ]