結果的に2022年度の建築士試験を受験せず2023年度に延長した理由

2022年度の二級建築士の試験日は本日7月3日です。なのにこのブログを書いているということは、元々さんざん悩んで申し込んだのに結果的に受験しなかったということです。

その理由はすごく詳しくまでは書けませんが、前々から記載していた今まで経験したことのない心身の悪化もあり回復できていないのもありますが、それは本当のいいわけであり体調だけなら自分でコントロールできる問題です。同時進行でのメンタルもなんとか調節できそうな程度まで回復しています。

自分だけではコントロールできない主な理由は介護との両立で、うまく日常生活の変化の設定ができなかったということです。一年に一回のことだったし、その時までに何とか状況が改善できるのであれば受験会場に行けると思っていたのですがワンオペ介護の現実は改善が間に合いませんでした。

自分の中でも家族をおろそかにしてまで自分のことを貫いて好きなことをしようという気持ちは介護が始まってから捨てているので受験できる環境に自分を持ち込めなかったことが悪く、受験料18000円とテキスト代などは今年は活かせませんでしたが、

本来の計画では2022年度に学科合格、2023年度に製図の合格、というプランだったので2023年度に設計と製図どちらも勉強を十分にして合格を目指すための先行投資とします。結果、2023年度にダブル合格になると日付的には同じということで。

介護しながら働いたり勉強している人に対し

  • 親の犠牲にならなくてもいい
  • その日くらい他の家族に頼めばいいのに
  • 介護を言い訳にして自分が努力をしていないだけ
  • あなたの人生はどうしたいの?

等の声もあります、そしてその気持ちは理解できます。私も他人に対してならそう思うでしょう。しかし、介護も人それぞれの事情で違っているのですごく理解されずらいことではありますが、我が家の場合は、母はとにかく一人の時に死にかけたので万が一があると怖いから一人で過ごすことの不安がものすごく強い、相手の気持ちを読めない特性を持っているため、私の感情を持ちかけても理解されないので主張をしないことにしています。

人に頼むことは出来ないし、自分もしたくない、(共依存の問題もあるかもですね。)そしてなにより、自分のキャパでできないことをしようとしない、自分の都合で他の身内の人生時計をストップさせない、これも大事なので罪悪感を抱えることもないのですっきりしています。

問題は2023年度には環境も変わって私の住まいで母と暮らせていたら会場までの移動も短く、仕事をしている感覚で日中に終えることができるので安心して受験に出向けるため、来年春までに拠点を今の実家から私の住まいに母を連れていくことを実行することです。母の症状が悪化しなければいいのですが…。

ととにかく、頑張る人には萎える言い訳の羅列でしたし、本来ならあまり言いたくはないのですが40代以上の方には起こり得ることでもあると思うので同じような立場でいろいろ諦めてしまっている方にも少しでも時間を見つけて未来に希望を見出せるようなヒントになればよいと思い、悪い状況も記載して残しておきます。

2022年度、2級建築士の受験をされた方結果速報が出て合格発表があるまでドキドキすると思いますが、安全な帰り道でかつ、今後も続く製図の勉強なども心身健康的で挑めますように。

決して母を責めるつもりもないし介護の「せい」で思うようにならないというのではなく、わかったうえで挑戦しようと試みた結果、自分の意志で自分が決めて選んでいること。私は朝からインテリアコーディネーターの二次試験のアイソメ図の練習をしていました。ちなみにインテリアコーディネーターの試験の場合には実家から会場への時間も短いし、受験時間も3時間なので大丈夫な範疇なのです。

ちなみに介護に関することや福祉住環境コーディネーターに関することはこちらのブログに書いています。