建築史と美術史を学ぶと生活の視野が広がる

私は高校の時からバイトに明け暮れて座学よりも経験で学びを重ねていき仕事の技術に活かしてきたし、に宮大工の西岡棟梁や小川三夫さんの書籍を読んで職人の修業時に支えられて、座学をするより技術を体得すること、それが正しいと思い込んでいた節があります。ガイドをして自然や歴史を学んだ時も必要に迫られ学んだけどそれが面白くてその地域のことに関してのことは詳しくなってきました。

仕事で必要なことを体得する、確かにそれは正しいのだけども、それ以上のことを知ることができない、無知なのに狭い世間の中の経験で立派になってきたような気になっていたのかもしれない。しかし、介護で仕事が出来なくなって自分と向き合う時間や福祉住環境コーディネーター、インテリアコーディネーター、二級建築士、精神医学に脳科学など勉強していくうちに自分には知らないことがありすぎて、勉強すればするほど楽しく、たまたまクイズを見ても知っていることが増えたり映画の背景やストーリーでも建築史や歴史のことが関わっていることを知ったり、精神医学を学ぶことで人に対する考え方や対応が変わったりと、

学べば学ぶほど、無知による勘違いのストレスが激減し、心も豊かになってきたように思います。知的って大事なのですね。自分基準で感情的に生きてきたことを恥じてしまうほどです。

で、二級建築士の計画の最初にぶち当たる日本建築史や西洋建築史など建築に関する歴史。もちろん暗記すればいいけども時代を覚えるのにストーリーで学んでいくととても楽しくなり、今まで時代の順番を覚えることも苦手でしたが覚えることができ、

試験が終わっても古事記や日本書紀や日本の歴史や偉人伝など深堀してYouTubeで学んでいるほどはまっています。デザイン史や美術史なども面白いですね。たまたま先日クイズ番組で美術史が出ていて、これは誰の絵だとかタイトルとか東大生が当てていたのですが、今までは勉強する範囲広いなあ!っとしか思えなかったのですが、

歴史すべて通して学んでいるから暗記で詰め込むのではなく、記憶として定着しているのだろうなとも思いました。そうやって知識の引き出しが増えると人との会話も広がるし説明もきちんとできるし、同じ道を歩いていても考えることが全然違うだろうなと思うと本当に無駄に40年以上ボーっと生きてきたんだと反省します。

おばさんの悪あがきではありますが興味を持って楽しめることを見つけたことで憂鬱なことや希死念慮が一瞬でも消えて空想に浸れることは助かっているし、精神医学を学ぶことで今後の仕事やライフスタイルにも役立てることができます。経験のない若いうちの座学だけでなく、おばさんになってから経験して体得してきたことの答え合わせができる座学を併用することで仕事にどんどん活かせるなあ!っと落ち込みも前向きに変えることを楽しみにしています。