高次脳機能障害の見えない生きづらさと介護しない家族の不理解

脳梗塞を発症して寝たきりになるかという不安からリハビリを休まずに頑張り、先生や看護師さん、理学療法士の先生のおかげで奇跡的に回復を遂げて自立歩行ができるようになった母も在宅介護が始まり当初は手足のしびれや不眠、精神的不安定など様々なことがあり今に至りますが

今は歩くのには杖が必要であっても見た目は普通で一見会話は成り立っているので健常な方と同じ状態です。しかし、高次脳機能障害で今までできなかったことが出来なかったり注意欠陥があったり物忘れもひどく一緒に生活している介助者だと困りごとが沢山あることは把握できても離れていると知識がない状態の人は気が付かないです。

なので親とは言え自分に子供がいるとそちらのことに精一杯なのはわかりますが高次脳機能障害の不理解により今までとは違う生活の仕方に対しても理解がなく今まで通りの言動をすることがあり、人によっては理解を全くしようとしていない為、常にいる介護者家族の負担が大きくなります。

説明しようとしても子育てで忙しいからあとで、とか、話しても聞き流していて聞いていないのか忘れているのかまた同じような言動を繰り返し子供がいて子育てするのが大変だということが優先で正義なのだと思います。確かにそれで構いませんが非理解はきつい。治っているから普通の生活と思っていて、高次脳機能障害の困りごとの理解があるだけでも救われるのになって思います。