40代で実務経験なしで二級建築士の試験合格後に登録をどうするのか?

私は建築士の夢は高校時の法規や計画で躓き放棄してから住宅販売営業(21歳で宅地建物取引主任者・宅地建物取引士の資格取得)を経て、家具職人に転身してから20年、建築士になろうと思ってはいませんでした。そんな私がなぜ受験してみようかと思ったのかは失礼ながらインテリアコーディネーターの勉強からたまたまです。

前回の2級建築士の受験資格が改正され40代実務経験なしで独学してみるにも記載しましたが、資格を取得し実務を2年経験しただけで仕事としてお客様の大切な財産を築き、命を守る責任のある任務を背負える程、自分は立派ではない自覚はあります。

40代で実務経験なしで二級建築士の試験合格後に登録はどうするのか?

母の介護が始まり今までの仕事も思うようにできない中、家具職人の傍ら介護の経験を活かして福祉住環境コーディネーターの資格を取得し住宅改修のアドバイスに携わりつつ、小規模の住宅リフォームができれば、というプランを描いていましたが介護うつ状態でなかなか意欲もわかず、未来に思い悩む日々。

姪っ子や甥っ子の受験勉強に合わせて自分を奮い立たせる意味も含めて福祉住環境コーディネーター2級の資格試験合格後、福祉住環境コーディネーターの勉強が楽しくなり、もし介護生活も落ち着き仕事に情熱を注げるようになった際には、もっともっと知識を身に着けお客様に信頼できる自分になっておこうと考え、住宅販売営業をしていたころにインテリアコーディネーターの資格試験を受験しようと思いながらも仕事を言い訳に20年以上経過していたもやもやの解消のためも含め、翌年2021年にインテリアコーディネーターの1次試験に合格しました。

二級建築士の試験は実務経験なしで受験できると知る

そして二次試験のパース図の描き方などを調べていたら建築士さんのYouTubeチャンネルがあり、関連動画に令和二年度の改正で受験資格が変わった【実務経験なしで受験可能】という解説動画をたまたま見たところ、工業高校の建築科卒の私にも受験資格があることを知り、え、、、建築士は投げ出して諦めていたけど受けてみようかな?などと軽はずみが今の状態です。

私は個人事業主で今更建築事務所の正社員として実務経験を積むということが考えられなかったため、完全に除外していたところに実務経験なしで受験できるとなれば…心は動きます。

40代で建築士の資格なしで就職して実務経験を積むのは難しい

設計事務所も若い人でこれから勉強して経験を積んで事務所に貢献できる人材育成をしたいと考えるのが通常だと思います。40代のおばさんで資格も実務経験もない人を雇うことは奇跡に近く、たとえ二級建築士の試験を受けて資格を取ります!といったところで私自身も会社に属して仕事をするということが向いていない為、いずれ独立して辞めてしまうのに実務経験を積むだけの為に会社を利用するのは失礼だと思うし、狭い世界で不義理をしたくないので建築士の道はもうなし、と考えていました。

当面は独学で受験だけして合格後も登録は保留で

現状では実務経験がないので努力の末、二級建築士の試験に合格しても、建築としても2年の実務経験が必要なので建築士として登録して仕事にすることは出来ません。木工で造作家具や現場取り付けの経験はあっても木工では実務経験に該当しません。

私は福祉住環境コーディネーターとインテリアコーディネーターの範疇で家具製作や小規模介護リフォームやアドバイスをしようと考えているので仕事自体には二級建築士の資格は必要ないのですが、知識の深堀と信頼性、

そしてあきらめていた夢に挑戦することで姪っ子甥っ子にも大人になってからでもやりたいことに挑戦できるということが無言で伝わればという思いでもあり、何もない40代のおばさんより、資格があれば田舎に戻った時に独立ありきと素直に伝えた上で地元の工務店や設計事務所にお世話になり経験を積んでから登録をするという縁もありうるかもしれません。

介護離職からの精神的なリハビリをするのが先

しかし、今は介護と仕事の両立で精神的にいっぱいで不安定なこともあり、お客様と真剣に向き合うオーダー家具の直接受注ですらお断りをしている状態の自分が、人様の財産を築くことを請け負うキャパがなく、合格の兆しすら全く見えていないのでとにかく勉強をして試験を受けてみるという低いステップを踏みたいと考えています。

ただただ歩みを止めず小さな行動をすることで自分の生活と気持ちを取り戻していつの間にか社会復帰ができていると良いなと描きながら。

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