脳梗塞の手のリハビリでちぎり絵を始めて、(脳梗塞の手のリハビリに理学療法士がおすすめするちぎり絵を開始)続いて取り組んだのが折り紙手芸です。ブロック折り紙ともいうらしく、このパーツであるブロックを一つ一つ折るのに手先を動かすのでリハビリになるほか、差し込んでいって形にするために図面をみて頭を使うので脳トレにもなります。
折り紙手芸のテキストを購入する
使用したテキストは指先の運動になる たのしい・かわいい 折り紙手芸 ブティック社 手芸の山久
が主で、自宅用で参考にしています。私が付き添いで修正しながら作り方を覚えたり、またデイサービスでもテキストをみせていただきながら作ったりようやくこのような形ができるようになりました。
ここまでできるようになるには母娘の精神的な試練も必要でした(汗)私自身職人なので新人に教えるような感じで仕組みなども説明をして理解して自分でできるようになるように伝えるのですが、母にはそれが頭に入らず、高次脳機能障害の影響か毎回毎回1列ずつ確認が必要だったり、説明しても反対に忘れたりと何も伝わらないことにイライラしすぎて頭が痛くなるほどでした。(症状を理解できない私が悪いのです…。)
もちろん、記憶力の低下や反対に物事をとらえるなどの特性があるのかもしれないということはわかりつつも、折り紙手芸にはまった母はずっと頭の中が支配されていて、私が仕事で疲れて帰宅した瞬間から折り紙が散らかった部屋に呼ばれて教えて教えてといわれるので『洗濯させて!』『風呂に入らせて!』と。
早くひとりでできるようにならないかと基本と応用を教えてできるようになっても翌日にはリセットされての繰り返しで私が期限が悪くなるから母も遠慮するようになったりと、とにかく身に着くまではぎすぎすしてました(笑)私にゆとりがないのが原因です。
ただ不思議なもので完成するとまた次を作りたくなり、もうこれで最後と思いながらもお互いについつい次に進んでしまうのでした。
折り紙手芸は手のリハビリとメンタルケアにも
折り紙手芸は手のリハビリと脳トレと冒頭に書きましたが、没頭することで余計なことやネガティブなことを考えることもなく、集中力を回復させることもできるし、何より暇つぶしに無意識に食べてしまう間食なども減るのが良いと思いました。
私はこの折り紙手芸を母が始めた頃からこれは研修だと思っていて、いつか母には私が田舎に帰った際にカルチャー教室などを開講して折り紙手芸の先生になってもらおうと養成していて先行投資をしてます。そうやって人と触れることも本人にとって大事ですし、社会に参加する仕事をしてもらえたらいいなと思っています。