脳梗塞 杖歩行

私の母は脳梗塞の後遺症で左半身の麻痺が残り、リハビリにて自立歩行ができるまで回復しましたが、退院後の生活で介護保険を利用して杖の購入をしました。

脳梗塞のリハビリ後に杖が必要な個人的理由

母は近所の知人、周りの目を気にしていることと自分は回復したと思いたい一心で杖歩行に抵抗がありましたが、それでも私が強く杖歩行を薦めた理由には、歩行の補助とともにその他の理由もあります。

脳梗塞のリハビリで回復したとはいえ歩行は不安定です。このままリハビリを続けることにより杖なしで歩けるようになることを目指していますが、

杖がないということは見えない障害に気が付いてもらえないリスクもあります。

例えばバスに乗る時にも歩行はできても踏ん張ることができず、座っていないと転倒の恐れはすごく高く、手の麻痺により財布などから小銭やバスカードなどを探すにも時間がかかるし、降りるときにも時間を要し、正直なところ健常者にとっては迷惑をかけてしまい(せっかちな大阪なので…特に…)何ともいえないプレッシャーを感じたり、早くしろとダイレクトに言われる可能性も高いです。

また、買い物時に子供が走り回った時や前から人が来た時にとっさによけることができずぶつかった場合、母のせいだと相手に責められてしまうとつらいということもあり、見えない障害の防御の役目もあり杖歩行を推奨しました。

もちろん住んでいる地域によりますが都会で人混みが多い場合には、動作が遅くとっさの判断ができないためどうしても迷惑をかけてしまうこともあるし、転倒する可能性も高いので自立した生活に向けて杖を使わなくても歩けるようになる回復を目指しつつも、今後も杖が必要だと判断しています。