高齢者が手すりがわりにしたい公道に植木鉢を置く個人に撤去を依頼するには

私は朝、仕事に向かう際に毎日杖をついた老婆とバスに乗る時間が近く、いつからかバス停で挨拶と会話をするようになりました。

最初のキッカケは杖をついて歩くスピードが遅く、横断歩道は信号が変わってすぐ渡っても渡りきれない状態で、サポートした方がいいか声をかけた事からです。(自立したい人にはありがた迷惑だから要注意。)

別の日、やっと信号を渡りきれたところで歩道じゃなく車道を歩く姿が見えたので危ないなぁ、認知症で交通ルールがわからないのかも…っと早足で近づいたら、パイプタイプのガードレールを手すりがわりにして歩いていました。

手すりにしたいのはわかりました、でもなぜ歩道に入らないのか?うちの母みたいに半身麻痺で使える手が限られているからなのかと様子をみたら…

歩道側に植木鉢がたくさんあり、手すりにして歩けない状態でした。

なるほど…

ここは公道、個人の植木鉢は本来NGでしょ?個人商店が3軒並んでいて10mくらい様々な植木鉢が並んでいます。

みかねた私は老婆に手を差し伸べたけど毎朝毎朝私がする責務はどうなんだろうか?バスに遅れそうな時は無視すると自責の念にかられる…

とある別の雨の日も杖があるから傘はさせず、しかも道路の端だから水溜りにもなっていて歩きにくい上に、バスがおばあちゃんが道路歩き終えてバス停に辿り着くのを待っている状態。

うーん…

もちろんパイプタイプのガードレールは手すり目的では無いとしても、植木鉢が無ければ歩道に入って手すりにして歩けるわけで…しかも公道やん!

っということで、植木鉢所有者であろう個人に、

朝6時過ぎに窓からでもいいから道路見てくれと伝えるか手紙書くか何かしらで困っているおばあちゃんみたら植木鉢撤去するかなぁ?いや、角が立つかな?(地元の人が利用する店で私の母も顔見知り)

そもそも他人の私の言うことを理解して聞いてくれるのだろうか?逆ギレして母と私の悪口を言わないだろうか?

と悩みに悩んだら、ちょうどニュースで公道の障害物を撤去した話題を見て、

『あ。そうか役所に言えばいいことを思いつかなかった!』

と仕事の昼休みに役所に連絡をし、どこに相談したらいいか聞いて、道路を管理している事業所の電話番号を教えていただき早速相談したら

なんとまぁ今時ですね、

場所を伝えたらGoogle earth(GoogleMap)の画像を会話しながらチェックしていただき様子がわかり、なるほど…この道路側を歩くのは危ないし手すりのためとは関係なく、この植木鉢は撤去案件だから

まずは現地で所有者の確認をして撤去のお願いを穏便に行うようにしますね、連絡をありがとうございました。

と、とりあえずは前進して安堵。私は母が杖歩行であり、介護生活をしているから周りの高齢者の困り事目線で気を配れただけだと思います。

だって今までも利用していたバス停近くの公道に植木鉢をたくさん並べていることが目に入っていなかったからです。

母の介護と福祉住環境コーディネーターの資格取得で勉強したこともプラスして様々な気づきを得ることが出来ました。自分達以外のことだからとスルーせずにできる限り不便を解消できる住まい・街改装に気を配ろうと思います。

追記(↓下記の後半に進捗を記載・まだ全解決していない状況です)

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