おひとり様老後対策2.物の定位置を決めて紛失予防と時間ロス軽減

おひとり様老後で日常生活の困りごとを軽減するために若いうちから習慣化することについて複数記載していますが、今回は「物の定位置を決める」ことについてです。片付けられない人によく言われるアドバイスでもありますが、加齢による物忘れにもとても大事なことであり、これはおひとり様老後だけでなく他人と共に仕事をしていく上でも大事なことです。

おひとり様老後対策2.物の定位置を決めて紛失予防と時間ロス軽減

家に帰宅して鍵をどこに置きますか?

財布やカバン、大事な書類や手紙など、帰ってきた瞬間無意識にどこかにおいて必要な時に探し出す、ということがデフォルトの場合は今から意識的に置く場所を決めて必ず元に戻すという癖をつけておくことをお勧めします。

片づけの基礎でもある「物の定位置を決めて元に戻す」という行為

脳が健康な時には無意識な行動でも何となく毎日のことなので置いた場所を思い出すことができますが、加齢に伴い置いた場所が思い出せず探すことに時間を費やして約束に遅れたり、結局見つからずに買い直したり、と時間も金銭もロスが生じてしまいます。

片づけの基礎でもある「物の定位置を決めて元に戻す」という行為は、災害時に避難するときにも慌てず必要なものを持ち出すこともできるし、整理整頓されている部屋では足を引っかけて転倒する危険も軽減できます。また、鍵や携帯の定位置を決めておくことは出かけるときのタイムロスをなくすためにも大事で、必ずここにあるという癖付けができれば物忘れに差し掛かっても無意識に置くことができていることでストレスが軽減します。

もちろん癖付けが抜け落ちてしまうほどの認知症になるかもしれませんが何も対策しないよりはしておくことで日常生活動作に自立をキープするスキルが一つでも多く残ります。

おひとり様だからこそセルフネグレクトに注意

おひとり様の場合、家には誰も来ないからいいやと自分の手の届く範囲に動かずに済む便利なものを置いて床やテーブル、ソファーの上にどうしていいかわからないけどもしかすると今後いるであろうモノが散乱し、どこにしまえばいいかわからずにどんどん億劫になり結果、物の有り場所がわからなくなることもあります。

おひとり様で誰にも気を遣うこともないし注意もされないので自由に暮らしていると加齢による集中力の低下ややる気の衰退で片付けをする意欲がわかず、セルフネグレクトになり身だしなみを整える必要性ですら失ってしまいます。結果、人を招ける状態ではない部屋がバレルのが恥ずかしいので頼ることもできず疎遠にしてしまうきっかけにもなり、世間でいう汚部屋独居老人になってしまいます。

自分は大丈夫だと思っていてもいつ何時老人性鬱や認知症になるかわかりません、自分だけは大丈夫なんて根拠のない自信は危険、それを自分で自分を言い聞かせて、私はモノの定位置を決めて余計なものを購入せず、何か買ったら不要なものを片づけすることにして物を増やさない意識をしています。ミニマリストってある意味老後にも大事で生前整理問題にも役立ちそうです。

不要なものはもらわない・断る勇気を持つ

ちなみに人があげるといったものでも自分に必要がないと思ったものは受け取らずに必要な人にあげてと受け取りをせずに返します。失礼かと思いますが使わないものを家に置いておく方がもったいないし必要とする人にあげてほしい。もっと言うなら私にお金を使うのであれば他の人(家族)に使ってほしいとさえ思います。

とにかく加齢とともに行動がおっくうになりがちですが、物の定位置を決めて元に戻す、すぐに片付ける、という行為は美しくおひとり様老後を過ごすためには必要な教訓?であり、これは社会人として複数の人と仕事をしていく上でも大事なことですよね。


もし認知症になったら?当たり前にできていたことも思い起こせないこともあるようなので日常生活をスムーズにきれいにする習慣化と癖付けは無駄な行為かもしれませんが、続けていこうと思います。