介護休暇・介護休業制度の利用で仕事と両立するには?

要介護・要支援者(介護保険対象者)が居住する住宅の改修工事にかかる費用の9割(一定の所得がある人は8割、所得が高い人は7割)が限度額20万円までに対し支給されます。

介護リフォームで家具を買い替えたら住宅改修費の対象ですか?

要介護者が使用するタンスの引き出しをレール付きで使いやすいものに買い替えたいと思いますが、介護保険対象になり支給されますか?

と相談されたことがありますが、家具の買い替えは介護保険対象の住宅改修費に含まれないため実費になります。

私の母も左半身が麻痺の後遺症のため、レールなしの大きな婚礼タンスの引き出しの開閉ができなくなりましたのでレール付きの片手で開閉できる衣装ケースに替えましたが実費です。

介護保険対象の住宅改修箇所は?

玄関や廊下、トイレやお風呂など自立出来る生活動線や転倒防止に必要な手すり取付工事や段差の解消に伴う工事、滑り止めタイプの床材に変更、引き戸や親子ドアへの変更、和式トイレから洋式トイレへの変更が基本的な対象工事になり

交換の際に必要な下地補強や対象箇所のみのクロスの張り替え(室内全部は対象外)給排水設備工事など認められた工事費用も20万円までは対象になります。

以上のことから家具の購入費用は対象外ですが、在宅介護で要介護者や介護者家族がお互いにストレスを減らすためには使い勝手の良い収納家具を揃えたりDIYすることは長い目で見ても良いことだと思います。

引き戸の収納やプッシュオープン式の引き出しなどは力が大きくかからない為、とても助かる仕様だなと介護者家族としても家具職人としても感じています。


→ ソフトクローズのスライドレールを使った引き出しの作り方を撮影しました。