親の在宅介護であらためて気づいたことが『片付けができない』ということがいかに生活を不便にさせてしまうかということ。
脳梗塞後遺症のリハビリと物忘れ対策の収納作り にも記載していますが、とにかく介護者家族としては片付け問題に悩まされています。
ADHDなのか高次脳機能障害の症状の内か認知症なのかわからないので戸惑うのですがとにかく物の定位置を決めて出したものを元に戻すという意識がなく、思いついたままなので空いたスペースに突っ込むだけなのでいつもごちゃごちゃしているうえに置いた場所がわからなくなり探すストレスを自分で抱えているのにかかわらず、同じ失敗を繰り返さないようにしようと改善するでもなくそれが当たり前になっているようです。
高齢者のゴミ屋敷の原因が認知症だったりうつ病だったりADHDだったりと様々なケースを見受け、体験談などをみると我が家も同じかも?とそして自分も老後こうなるのではないか?と思い悩んでいます。
老後片付けられないリスク
片付けられないのが病気だや後遺症とすればそれは受け入れるので介護者として行動の理解に気を付けていますが、心の中でまだ片付け習慣が無い幼児と接するような気持ちまでならないとストレスが溜まってしまうことも在ります。なぜなら、片付けられないことには数々のリスクがあるからです。
- 紛失物を探す時間やストレスがかかる
- いざ避難するときに持ち出すものが出せず(わからず)逃げ遅れたり慌てて転倒する恐れがある
- 急な入院で身内がどこに何があるかわからなくて困る
- 食べ物を腐らせる
- 部屋が汚いので人を呼べず疎遠になる
- ほこりやカビなどハウスダストによる肺炎や感染症など病気が発症する恐れがある
- 周りの人を嫌な気持ちにさせる
- 散らかっているので掃除も億劫になり悪循環になる
- 分別できずごみ捨てができない
など…。ゴミ屋敷になるとリスクがたくさんあるので目を配る必要があります。かといって親も子供に注意されると尊厳を傷つけることも在るので叱るのではなく導くことが大事です。
自分が片づけられない老後を迎えたら…
遺伝もあるかもしれないので自分も強く意識をしていますがこればかりは自分がその立場を迎えないとわかりません。今でも片付けは得意ではないけど、片付けられないことの嫌悪感から自分はそうならないようにと意識をしているからできている部分もあります。
ですから自分が病気や本能的に片づけられない状態になった時を想定して今からできる対策をとっています。答えはシンプル…
『物の定位置を決めて元に戻す』『物を増やさない』『後回しにせず即行動する』
この3点です。
これは仕事にも言えることで整理整頓片付けというのは良い仕事をするため、周りとの関係性を円滑にするためにとても重要なことであり基本的なことだと考えています。
当然、仕事の場合、秘書や弟子やお手伝いさんや清掃会社がいて報酬を支払い片付けてくれる人がいる場合、片付けをする必要はないかもしれませんが、片付けてくれる人がいなくなると困るのでやはり自分でできるようになっておくことが自分のためであるなと意識しています。
基本的なことが癖づいていたら酔っぱらって意識がなくても家に帰れる帰巣本能があるように無意識でも定位置に置くようになっているような気がするので…。とはいえ脳内で何が起こるかわからないので自分の物を増やさない置かない、新しいものを買うときには持っているものを捨てるを実践しています。
なんかもう神経質になりすぎてある意味、私がすでに病気なのかもしれません。