折り紙手芸キティちゃん

母が脳梗塞になり後遺症や高次脳機能障害のリハビリを兼ねて脳トレや滑舌、読み上げ、書き取りなど様々なテキストを試してきました。

脳トレによくある四字熟語とかことわざって私が解答を見ても知らないものもあり、親子ともども、そもそも答えがわからないという壁にぶつかり学のなさを痛感し逆に新しい勉強をすることに…。そういう新しい問題は母にとって記憶力の問題でストレスになるようです。世の中の認知症で悩んでいる人ってもっと学力や知識があり、忘れてしまう情報が多く、落ち込みはもっと大きいのかもしれないと感じています。

集中力を鍛え脳トレと指のリハビリになる折り紙手芸

脳梗塞のリハビリの先生である理学療法士さんがデイケアにてお勧めしてくれたちぎり絵、そして折り紙手芸。3D折り紙とかブロック折り紙などともいうようですが、複数のリハビリ効果があると感覚的に思っています。

まずブロックを折ることが手指のリハビリになり、図面(組み立て平面図のようなもの)を読み取ることで頭や想像力を使い、実際に組み上げていくことで集中することができるという、高次脳機能障害で抱えた3連のリハビリ効果があるのです。

基礎からいろいろ作ってきたことは家具職人ブログやTwitterでも掲載してきましたが、最初から簡単にいかず、継続してやり続けないとやり方を忘れることや、ついてみていないと先に進めないということもあり、私の忍耐力が必要な試練でもありました。私は職人なんでやり方など具体的にやってみて説明をしてということを何度も繰り返すのですがなかなかうまく伝わらないことで怒ってしまうこともあり自分の懐の浅さを反省することもしばしば…

折り紙手芸キティちゃん

そんな中、母のリクエストでサンリオの折り紙手芸を探すも、もう新品は売っていなく、中古でも定価よりも高い人気の本になっていました。

最初は中古本でこんなに高いのをわざわざ買うのも…と思いましたが、本があるのとないのと、そして作ってものを孫にあげる目的の有無で苦手意識のある折り紙手芸自体を作る意欲も変わるし…いつかはカルチャー教室などで人に教える域に達してほしいという仕事にしてもらうための先行投資で思い切って購入しました。

コツコツブロックを折り、作成途中の折り紙手芸のキティちゃん。顔の丸みがちょっと足りませんが形に仕上げることができました。

折り紙手芸キティちゃん

このキティちゃんは写真を撮る前に孫のもとにわたったので、もう一個作った努力のたまものではあるけども失敗作?を掲載…

折り紙手芸キティちゃん

微妙でしょ?キティちゃんなんだけどキティちゃんじゃない…。デイケアに持っていき、偽物キティちゃんだと自虐したようです。でもこういう形に仕上げることができることの喜びを今は積み重ねていて、いつかは作品と立派にいえるもの、人に教える仕事になればよいなと思っています。

だから私も職人育成のように時に厳しくなってしまうこともあり、有難迷惑のおせっかいですが未来を見据えてやりがいを仕事にして社会と携わることができればよいなと願っています。ただ、病気になる前から飽き性ということもあり今はモチベーションが下がっているようで持続力を保つのも介護者家族としての課題です。

購入した折り紙手芸の本

本 指先の運動になる たのしい・かわいい 折り紙手芸 S4449 ネコポス可 ブティック社 手芸の山久


サンリオキャラクターの折り紙手芸  (←中古で定価より高い…新着チェックで掘り出し価格が見つかるかも)