階段から転落した80歳独身女性が入院した話と予防策

先日実家近所に救急車が来たらしく、仕事に出掛けていた私に母からメールが届きました。

どうやら近所の80歳の女性が早朝階段から転落し、お隣さんに助けを求めたけど寝ていたらしく偶然散歩中の人が救急車を呼んでくれたみたいで入院となりました。助けを呼びに外に出れたけど結局骨折していたようです。(身内じゃないから病状をハッキリ教えてもらえない&コロナ感染対策にてお見舞いも不可、着替えなど受付に預けるのみ)

その方は数年前に旦那さんを癌で亡くし、子供もおらず年に数回60代の甥っ子が大荷物の買い物の手伝いをしてくれるのみで基本的に独身老後です。

お隣さんも旦那さんが他界し独身老後、改めて近所を見渡すとほぼ女性の単身老後だなぁ…っと気づきました。少なくともウチの並び、真裏はいわゆる未亡人。

同居していなくても子供がいる場合には連絡をしてサポートが受けれる確率は高いですが、この女性には連絡する人がわからず、時折くる甥っ子さんの連絡先をお隣さんが家に入り調べて伝えることができたようです。

そのお隣さんが着替えなどを病院に持っていくも詳細は身内にしか言えないから怪我の具合や全治何ヶ月なのかを聞き出すことができません。お隣さんが合鍵を使って家に入った時に、ホットカーペットとラジオの電源が入ったままでコーヒーカップが倒れて床にこぼれていたそうで、電源落としと拭き掃除をしたと聞きながら、自分がおひとり様老後で同じように階段から転落したら確かに家電の電源オンオフや転落前にしていたことの後片付けが課題でもあると想像しました。

高齢者の骨折は別記事に書いたように、廃用症候群になりやすく心身共におちてしまう恐れがあるので骨折後のリハビリやメンタルケアが大事です。

どれくらいの怪我かはわかりませんが失礼ながらも独身老後の家庭内事故により入院した際の困り事を間近で知ることにより健康な時から自分の将来の住環境整備、手すりや緊急連絡先が誰でもわかるように…など慌てずやらなきゃ。とリアルな勉強になりました。お大事にしてください…気落ちせず無事に日常を取り戻せることを願っています。

階段の転落予防策は?

福祉住環境コーディネーターの試験でも出る階段の転倒予防策。今では当たり前にありつつ階段の手すりですが昔の家だとついていないこともあり、我が家の周りの建売には当初のままだと手すりはありません。我が家も階段にはDIYで私が手すりをつけています。転倒予防に手すりは必須です。また階段の踏面に貼る滑り止め防止も摩耗も見られるので、

滑り止めマットやノンスリップを貼るなどで少しでも階段からの転落を予防しましょう。自分で貼るタイプだとホームセンターやネットで購入できますができれば階段と同色や透明ではなく、階段の先がわかるように色のコントラストをつける方が良いです。

階段のバリアフリー福祉住環境計画と注意点