ネットショップコンサルタントと喧嘩の前夜祭
ネットショップのSEOと商品改良で売れるようになったの続きです。
少しずつ人の意見を聞き入れてネットショップの売上アップや改善していこうと思い始めた頃…。
当時はまだPCから商品を買うことが主流で、特に家具となると大きな画面でちゃんと写真と商品説明を観たいという人が多く、商品が分かっている食べ物とか化粧品と比べるとモバイルから購入する人は非常に少なかったです。
ですがそのコンサルタントが
モバイルの販売サイトを作りましょう
というので、家具は携帯(今で言うガラケー)から売れないでしょ…半信半疑でした。今までの担当の人たちも、アドバイスといいながら安売りという特効薬しか手法がなかったし、ノルマである広告を売りつけるための存在だと思ってちょっと疑っていたからです。
よし!文句言うならやってみて効果がなかったらにしよう!
と、意地になり、文句をいうためには相手のやれといったことを自分がやらねば!っと喧嘩の前夜祭みたいな感じで一夜漬けで必死に作ってみました(笑)
すると前月まではなんにもテコ入れしていない自動生成のモバイルサイト(今で言うガラケー)からの売り上げが7−8万とかだったのに、テコ入れして説明文とかPCのように良くしたモバイル専用のサイトを作ったらその月にモバイルだけで10倍以上の売上になったのです。
※今はスマートフォンで写真も説明文も充実しているのでパソコンよりも購入する人が多い傾向ですが当時は出始めだったので…。
コンサルタントの言うことを信じてやってみてよかった…
と思えた瞬間でした。言われなかったらモバイルでは無理っと決めつけて絶対やってなかったし、PCとは違う新しいショップ構築作業を覚えるのもめんどくさかったし…。
しかし、一夜で作り込んだ喧嘩の前夜祭は功を奏しました。わたしってどうやら悔しいとかコノヤローって思うことに自分自身が何もせずに負けたくなくて、出来ないことでもやってやるよ!っと情熱を注ぐようですね…。
ネットショップ店長ブログの登場
その頃から店長ブログが流行り始め、お店の顔として日記を更新したりすることで自然にお客様の安心感を得ることや親近感を持ってもらうことで、売上につながっていることにあとから気がつきました。(当時は気が付かなかった)
それは日記やメルマガを書くに際し絶対にやらないでおこうっと思っていた自分のルールがあり、そのルールが知らぬうちに成功への鍵だったのです。
複数店舗の運営でスタッフを雇うも裏切られる…
その後、今よりもっと上に行きたいっと思ったときにコンサルタントの方からアドバイスをもらったのが
2店舗目を作りましょう。
ということでした。
通常業務が終わったあとに連日連夜頑張って作り、同じ商品でもお店全体のイメージやコンセプト変えてオシャレな2店舗目をオープンしました。(1店舗目と比べ物にならないスピードで出来ました)
そこからかなり忙しくなったのでスタッフを雇うことになり、家具とは違う商品を販売するネットショップ構築や家具の出荷伝票発行作業なども手伝ってもらっていたのですが、なんと、そのスタッフの不祥事が発覚。
忙しいのが嫌だから、故意に在庫を0にしていたのです。
最初気が付かなくてなんだか売り上げが上がらないな おかしいな…っと思っていたのです。夜な夜なお店をチェックすると在庫のある商品が在庫が0になっている時があり、夜中に私が在庫を追加するも、翌日、売れていないのに夜に見るとまた0になっているんですね。
それを数日繰り返し社長に報告をして様子を見ることになったのですが、本人の方から給料が安くて足りないのでやめますっと社長に話したそうです。
えええ、、、あなたが在庫を0にして本来の売上も上がらないのに給料が安いから辞めるって堂々という感覚が信じられませんでした。これかあ世にいう働く内容とは別で権利を主張する人って…。本当にいるんだなあ。と社会勉強。
社長が何も言わないでおこうという意向もあり、在庫0にしていることの詰め寄りはしなかったのでぐっとぐっと堪えるしか無く…。きっと、言ったら言ったで話し合いにならずややこしい人だったかもしれないので、スパッと切り替えてよかったのかもしれません。
そもそもそういう働き方の態度にしてしまったのは、私がスタッフから信頼されない欠陥人間だったからでしょう。仕事しかしていなく、木工所の売上を上げるためだ!みんなが作った製品を沢山の人に使ってもらうのだ!とギラギラして…。
そのスタッフは月から金曜の9時17時でしたが、私が一人燃えていることも横目で見てしんどかったと思います。個人的なこと(プライベートなこととか体調)を気にかけたりすることも出来なかったし、人生が仕事主義ではない人には私と働くのが苦痛だったと思います。在庫0にするってよっぽど嫌われてたんでしょう…。
社長にも『会社としてはとてもありがたいけど君と同じ価値観で働く人って従業員だとそんなにいないから求めてはいけないよ』と言われたことがいまだに忘れられず肝に銘じてはいます。
ちょうどこの頃、良いコンサルタントさんが部署異動になり、担当を外れることに…。ああ、唯一心の支えだったのに…半年くらい?の担当でしたがその短期間でぐんと成長させていただきました。今でもずっと感謝しています。
気がつけば一人で月商1000万円超え
それ以降はスタッフを雇うのが怖くて、また一人でコツコツと店舗運営をしていました。
その当時は運送屋さんが 荷台を空にして集荷に来たのに私が出す荷物だけで、2往復 という荷物の多さで、日々もう
受注⇒出荷伝票の発行⇒ピッキング⇒発送メール
これで早朝から夜まで掛かり、その後にページ作成やメルマガ発行をしたりお客様対応をしていたので本当にドタバタとしていました。しかもアマゾンにも出店したりと窓口を広げすぎ…。
気がつけば売り上げが月に1000万を超えました。
最低限の目標だったので嬉しかったです。利幅は別として…。他店は月商1億円のところもあったのでまだまだ市場の伸びしろはあるはず!と意気込んでいました。
(※1億円なら従業員が20人ー50人いたりする…私はスタッフを雇うトラウマ中で変わらず一人…。)
他店の店長さんは一人で運営してそれだけ出荷してどうやってるの?コピーロボットがいるとしか思えない!個人で全部こなして売上アップの秘訣どうやって勉強したの?っと言われましたが、出荷対応で勉強するゆとりがありませんと答えるしかなく、
そもそもネットが嫌いなのに特別なスキルがあったわけでもないのです。あるのは当初から抱いている荒んだコンチクショー精神と意地でしょうか(笑)あとはお客様ファーストだったこともあるかもです。(良くも悪くも)
とにかく毎日追われて追われて、とにかくお客様ファーストでお正月に実家に帰ったときにも受注対応していた時期もありました…。一人なのでメールがたまると捌けないので少しでも空き時間に処理をしていました。
それに加えて店長ブログの更新やメールマガジンの配信も定期的にしていました。