1.お店のコンセプト(主旨)を決めよう
ネットショップや自社販売サイトを制作する際、お店のコンセプトは大事です。売れているお店、資金力の高い大手通販や量販店のやり方を真似するだけでは価格競争や過剰サービスの沼に入り、小さなお店だと長続きせず失敗しますし、アフターサービスやクレーム対応などで自分自身が疲弊しストレスがたまります。
適正価格で販売し、お客様に喜ばれる
など、絶対に守りたいルールを決めて取り組みましょう。
何を売るかを決める
これからあなたがインターネットを使って販売をするときにまず何を販売するかっということは大事です。何かを作っていて、それを自分で売りたい場合、【何屋さん】なのかしっかりと決めましょう。
なんでも構わず商品を並べてれば売れたら儲かるんじゃない?
っと百貨店のように1店舗で色んな物を売りたがる人もいますが、そういった【偶然】を祈るのは辞めて、しっかり狙った商品を販売するお店づくりに専念して下さい。
理由は、集客のためのSEOがぼやけること、そして偶然訪問した冷蔵庫を買いに来たお客さんに、テレビをすすめても興味が無い、それなのに見せられると不快になる、もしくは目移りして、何を買いに来たかわからなくなって結局、何も買わずに帰っていく、っという結果になり売れなくなるからです。
ただある程度顧客がついて商品アイテムを横に広げるなどの方法は効果的です。(大手のように資金力があると最初からそう出来ますが中小企業や個人だと難しい)
例えば、ベビーベッドを購入したお客様に関連する赤ちゃん用品や、ママさんが助かる便利グッズなどを取り扱ったり、数年後に学習うデスクを勧めたり、とお客様の人生のイベントに寄り添うというコンセプトであれば商品のジャンルにこだわることはありません。
誰に販売するかを決める
は次にどんな人に販売するかを決めましょう。
家具も様々な価値観で購入するお客様がいます。
- 素材重視
- 安全重視
- デザイン重視
- ブランド重視
- 値段重視(安くて用を満たせばそれでいい)
- 作家重視
などなど…。ちなみに値段重視の方は大手量販店におまかせしたほうが無難です。フロントエンド・バックエンド・リピート戦略という考えがなく、ただただ価格競争で無理して赤字になるくらいなら直売する意味がありません。(薄利多売で苦悩を抱えた経験者は語る…←私のこと)
木工を例に出して記載するとそのまま使って数名がかぶることもあるので農園で例えていますが、木工の場合は木工に置き換えて想像してください。
有機野菜販売の例
有機野菜を販売するのであれば、どんな思いで有機野菜を欲しいと思っているか想像と、出来れば調査をして下さい。自分が作った野菜は美味しいと思うし、安全だと思っていても、それをネット上で万人の方に伝えることは難しいのです。
体の健康よりも味よりもまずは値段重視の方に向けて、一生懸命説明しても『ふ〜ん、体にいいし美味しいんだぁでも、高いじゃん、安い野菜でいいよ』とは思うものの購入に至りにくいのです。
ネットでは試食ができないので味を伝えることは難しく、健康に興味のない人にとって有機野菜は高い野菜としか思ってもらえないことも多く、興味がない人にまで良さをうまく伝えることは非常に大事ですが、まず、
- 興味がある
- 有機野菜を食べたいと思っている
という人に対して販売する方が購入率も高く、価値も伝わりやすく安売りしなくても良くなります。
・子供に良い物を食べさせたい母親(父親)
・健康を意識している独身男性
・農薬の危険性に敏感になっている人達
・こだわりの生産者を応援したい人達
そういった方に絞ってお店を作り、販売することを考えることも必要です。
ここで、
いやいや、そんな的を絞ったらお客さん減るから多くの人に売りたい
っとお考えかと思いますが、実は的を絞ったほうが、購入されやすいですし、インターネットの利用者は多く、沢山の見込のお客様がいらっしゃいます。だから的を絞って集中的に販売することでお客様が減るんじゃないか?という不安は必要ありません。
そもそも買わない人を集めても売れないものは売れないので…。
野菜ではわかりにくいかもしれませんので別の例えをすると
化粧品は年代によって使うものが違います。なので50代の女性は20代向けの化粧品は買いませんよね。逆に20代の女性も50代の化粧品は買いません。自分には関係ないっと思うので見向きもしません。
さらにショートヘアーの人はロングヘアの人が使うバレッタ(髪留め)やシュシュ(ヘアゴム)は必要ないので買いません。
お酒好きでもワイン派、日本酒派、ビール派、焼酎派があり、好きなものしか飲まない人もいます。拘る人は同じ銘柄しか飲まないこともあります。
このように人それぞれ求めるものや嗜好は違います。興味のない人にいくら薦めても売れません、ですから、あなたの商品に興味がある人に対して心をこめて販売することが必要で、それがどんな人なのか考える必要があり、後のクレームを防ぐ大事な作業でもあります。
マーケティングの方法は下記の書籍で勉強することをオススメします。
WEBセールスライティング習得ハンドブック | ダン・ケネディが教える小さな会社のためのマーケティング入門 |
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自分のお店の強みを見つける
今インターネットにはお店があふれています。同じような商品を扱うお店が100,1000,10000 っとある中、これからお店を開いても、大手にお客さんを取られ新規参入者にお客さんなんて来ないんじゃ…っと尻込みする人もいます。
周りより安くするしか無い?
でもそれじゃあ割に合わない…
っと諦めてしまいがちです。
しかし大丈夫です。
- 誰がどんな思いで販売しているか
- 販売者はどんな人か
- 他と違う、ここのお店の魅力
そういうことも見られるのです。
っということは、あなたが大手や他のお店にないものをアピールしてそれを魅力に思ってもらったり共感してもらえれば自然とお客様はついてきてくれます。
ここで控えめな方は、自分には何の強みも魅力もないなんてさらに諦めそうになるのですが、ずば抜けたものでなくてもいいんです。作った野菜に対する思いや食の安心感が伝わればいいのです。だから個人ブログで自分の有機野菜を販売している人などでも大手に負けず売れることが出来るんですね。
【安心感】【親近感】
これがあればファンができます。
強みというと気構えるかもしれませんので、言い換えると特徴です。
? 木工所直売
? 今までの製作事例に基づくお客様の声という信頼
? 子供がなめても安全な塗料
? 職人歴○○歴、会社創立○○周年
など、たくさん見つけ出すことが出来るはずです。
木工業界ではイメージがつかない場合、他業種を観てみると共通点もあります。
- 農家さん直売
- 無農薬野菜・減薬野菜
- 有機野菜
- 野菜嫌いの子供も食べれる野菜
- 80 歳のおばあちゃんが作った野菜
- この土地でしか作れない野菜
これも立派な強み(特徴)になります。
一見自分にはなにもないって思って迷うこともあると思いますがあなた自身ではアタリマエのことでも他人から見ると、とても素晴らしい特徴ってあるんです。なので誰かに『自分の(作っているもの販売するもの)強みってなんだろう?』とリサーチしてみるのもいいですよ