私は母と介護生活していると時折苦しくなる。辞めたいとかではなく、介護が嫌とかではなく、自分がとても嫌になる。自分で決めてやっていることなので介護すること自体は納得しているけど
母の特性や後遺症や高次脳機能障害もろもろ、今後は認知症も入るのだろうかとにかくパーソナルな部分に対しての寄り添いができず理解したいと思っても自分のASDっぽさが出て決まった場所に物が戻っていないとイライラしたり、見たことから考える深さが違うことでイライラしたりします。
これは父にとても似ていて、父はずっと片付けられない、話がかみ合わない母に対してものすごくものすごく罵っていました。その姿が嫌だったけど自分も父と同じように母に対してイライラして嫌な言葉を投げつけたりしてしまうことがあります。
もちろん、母ももともと無神経な部分があり傷つくことをズバズバ言ってそのこと自体を忘れていることが幼いころから多かったので、それであればと自分も同じように言いたいことを言っては傷つけてきました。
ただ、高次脳機能障害と発達障害と認知症の区別が全然わからず、どちらにしても理解して寄り添うことが大事なのですが一方通行の不平等さに何とも言えない気持ちになることもあるのです。苦しい、でも思いをぶつけても理解されないし、理解しようとしないし自分がいつも弱者思なので、結局こっちが悪いと自分で自分を責めてしまいます。
うまく生活できない。
ただ母が亡くなった時に、やれることはやったと納得いくことが理想でそれを目指していますが今もし亡くなっても理解できなくてズバズバいろんなことを言ってしまったこととかずっと後悔する気がする。葬式で泣いている自分が見える。
家族のだれもが介護にノータッチで、葬式の時だけ軽く後悔して涙を流すのを冷静に見ている自分がいると思っていたけど、今のままでは母にもっと寄り添えばよかった、理解すればよかったと泣き崩れると思う、、、というか今書いていてもまた涙が出てきました。こういうことわかっているのであれば今からでもきちんと介護できるやんっと思われるのはわかるけど、どうしてもうまくできない。
親戚のおばさんは祖母も祖父も看取り、生きているうちにやることやったと葬式の時に納得してテキパキ動いていたのが記憶に残っていたのと、宮藤官九郎さんの脚本で長瀬智也さんが西田敏行さんを在宅介護しながらプロレスと能をする、というもので、姉である江口のり子さんが『もう泣き崩れたりする時期は過ぎたの』と感情的に熱くなる離れて暮らしていた長瀬さんに冷静に語ることは、介護する立場になってその冷静さがとてもよく分かったのでそうなれるようにと思っていたけどうまくできないので罪悪感ばかり。この苦しみ、ずっと消えないのだろうか。
希死念慮に襲われてから私は母が死んだときに自分も死ねばいいという期限をつけてようやくすぐさま自害なんてことはなくなったけど、ずっとパパゲーノな感情を抱いているのは事実。だから未来のことに気合が入らない、資格も取ってこれからは。。。とはいろいろ描くけど実際に行動に移すことから逃げている、というか正直意欲がわかなくて苦しい。このままでは自分はダメになるのに何もかもできない。やらなければならないこと、順序は決まっているのに別のことをしてごまかしてしまう。
結局全部が中途半端で何ともならない。何してるんだろう私。このぐちゃぐちゃした気持ちを素直に書き残し、乗り越えたときに懐かしいねって笑えるようになります。
次の記事も結局変わらず同じ感じ…↓
必読→ 自責の念から介護うつ状態の悩みが晴れやかになった書籍 この書籍にもっと早く出会っていたら、下記の体験記をうだうだ書くことはなかったと思うほど高次脳機能障害と発達障害の理解ができず介護うつ状態の自分にとって良い解決策がたくさん掲載されていました。
読めば読むほどこのブログに書いているような自分の負の感情で母を傷つけてしまったこと悔やんでいます。
8050問題、7040問題は他人事…の私が30代、母親は60代という6030で介護生活が始まるとは思ってもみず、準備や事前知識もないまま在宅介護が始まった体験談をリアルな感情込めて
- 介護離職
- 在宅介護の準備
- 介護で同居開始
- 30代独身からの介護生活
- 介護うつ
- ひきこもり
- 介護での新たな気づき
- 介護と仕事の両立
など自分にこんな感情があったのかっと予想だにしないネガティブなことから様々のことに向き合い、学び、前向きになれるまで3年、しかし、その1年後にはもっと激しいうつ状態へ…今後の明るい介護生活と自分のやりたいことを両立させるまで途中経過を記載します。
- 親の介護1.一人暮らしの60代母が脳梗塞で倒れた日のこと
- 親の介護2.脳梗塞の後遺症・高次脳機能障害とリハビリ入院のこと
- 親の介護3.姉弟の誰が同居するか?子育て中だからできない・独身だからできるのは違う
- 親の介護4.介護離職…仕事を辞めたくない両立したいと二重生活を上司に相談
- 親の介護5.脳梗塞で脳神経リハビリテーション病院で後遺症の回復中に今後の仕事と在宅介護の準備をする
- 親の介護6.リハビリ病院から老健に入居、母のうつ状態で在宅介護を急ぐ
- 親の介護7.在宅介護前に自宅に合わせたリハビリと段差や手すりのチェック
- 親の介護8.介護保険で在宅介護・デイサービスの利用計画
- 親の介護9.介護うつ状態で仕事も人もお金も気力も失い希死念慮に襲われる日々
- 親の介護10.うつ状態・ひきこもりから介護と仕事を両立できるまで
- 独身・介護離職でひきこもりのうつ状態から抜け出すネガティブな思考と体験談
- 親の介護うつ状態は介護が直接原因では無かった話
- 介護経験と家具職人の仕事を活かして福祉住環境コーディネーターを独学
- 福祉住環境コーディネーターいきなり2級・独学で合格しました
- 介護保険サービスを受けるための要介護認定の申請方法は
- 脳梗塞の後遺症を抱えた母の介護6年が過ぎて思うこと
上記にも記載しましたが私の理解不足により高次脳機能障害という見えない障害でつらい母に寄り添うことができなかった日々…同じ境遇の方は是非読んでみてください。
仕事や住まいも自分の思い描いた人生に向かうために書き綴ったブログはメインに記載ていますので省力しますが、お時間がある方や興味がおありの方は
をご覧ください。(長いです…)