私のワンオペ介護生活ももうすぐ丸6年になります。介護成果厚に慣れたもののメンタルの低下は日増しに募り、なんとかなんとか勉強などをしてごまかしています。介護が嫌とかではなくて都会の生活で仕事をしながら人混みを移動し、仕事や公共交通機関でいろんな人と関わりイライラも募って穏やかな田舎暮らしとは真逆の生活に精神疲弊しているのもあります。
また、母の生活費だけでなく、他の家族に生活費の支援や子供のサポートなど自分以外のことでのお金と時間の消費も増えて、独身で田舎暮らしの時に描いた未来は程遠く、働けどお金も無くなり時間も無くなり気力も無くなり、母と暮らす田舎の平屋なんて無理で私が自死する方が先なんじゃないかと本当に思っています。
そんなさなか、時折連絡してくる人がメールの最後に必ずと言っていい程、母の様子はどうですか?大丈夫ですか?」と付け加えてきます。これがとてつもなくストレスで、なぜかというと、母の様子を心配して気に掛けているよという定型文であり、声を掛けたという実績や履歴を残すことで自分が安心しているだけだからだと思うのです。
もちろん私がやさぐれてひねくれているから優しさを素直に受け取れていないのもあるかもしれませんが、私にとっては心配してくれているというよりは、手紙で拝啓とか敬具を書くように、デフォルトで無意識に添えている、もしくは心配しているアピールとしかとらえることができないのです。
精神疾患もあり、精神科医の益田裕介先生のYouTubeで認知のゆがみ、うつ症状の特徴などみると、確かに私が病んでいるから穿った捉え方しかできていないことも素直に念頭に入れるとして、大丈夫?と聞かれたとき、大丈夫じゃないのに大丈夫だと嘘がつけない性分なので無視をする(答えない)しかないのです。実際、介護が始まって約6年、仕事で必要な連絡以外、友達や知人と一切連絡とってないし、悩み相談もしたことがありません。
本当の友達は心底心配してくれていることと、聞かれたら弱音を吐くことがいやだということを知っているのでじっと連絡を持ってくれているので助かります。
逆に私も知人や身内に合い手から離して来たら傾聴しますが、会話つなぎの為だけに子供が元気か、ご主人は元気か、奥様は大丈夫かなどといった取ってつけたような気に掛けているよアピール定型文はやめようと思いました。
芦田愛菜さんと松岡茉優さんのドラマ、最高の教師でドキッとしたのが、いじめられて悩んでいる子供に、大丈夫?とだけ声を掛けても悩みは言えないし相談に乗ったことにはならないということに気づき、まさに…。姪っ子や甥っ子に大丈夫?と聞いて大丈夫、といわれるだけで自分が安心していたことが過去にあった…言葉で体裁作ってもっと深く悩んでいることに向き合っていないなと。
これ書いていて思い出しましたが、介護でも、『必要な時は言ってきてな』といわれてて実際には忙しそうにしているし、気に掛けているそぶりもないし、むしろ楽しみにくいオーラを出している身内たちが『なんかあったら手伝うからって言ってるのに何も言ってこないのはそっちでしょ?』と心底思っているようなところも、さっき書いた子供たちに大丈夫?悩んでいたらいつでも相談してね。と声だけ変えているのと同じだなっと思いました。
はい、今回は愚痴です。あまりにも母親の様子伺いに返事するのがストレスだったことから精神的に悪化したので毒吐きです。ちなみに相手には、私がゆがんだ性格で優しさや気遣いにまっすぐ堪えられなくて大変申し訳ありませんが母の様子を聞かれると、未来が見えなくてネガティブな気持ちになるし言いたくない・答えたくない為この質問はもう最後にしてください、っと現状を書いて二度と質問しないように丁重にお願いをしました。向こうもその定型文をつけなくていいことでほっとしていると思います。
必読→ 自責の念から介護うつ状態の悩みが晴れやかになった書籍 この書籍にもっと早く出会っていたら、下記の体験記をうだうだ書くことはなかったと思うほど高次脳機能障害と発達障害の理解ができず介護うつ状態の自分にとって良い解決策がたくさん掲載されていました。
読めば読むほどこのブログに書いているような自分の負の感情で母を傷つけてしまったこと悔やんでいます。
8050問題、7040問題は他人事…の私が30代、母親は60代という6030で介護生活が始まるとは思ってもみず、準備や事前知識もないまま在宅介護が始まった体験談をリアルな感情込めて
- 介護離職
- 在宅介護の準備
- 介護で同居開始
- 30代独身からの介護生活
- 介護うつ
- ひきこもり
- 介護での新たな気づき
- 介護と仕事の両立
など自分にこんな感情があったのかっと予想だにしないネガティブなことから様々のことに向き合い、学び、前向きになれるまで3年、しかし、その1年後にはもっと激しいうつ状態へ…今後の明るい介護生活と自分のやりたいことを両立させるまで途中経過を記載します。
- 親の介護1.一人暮らしの60代母が脳梗塞で倒れた日のこと
- 親の介護2.脳梗塞の後遺症・高次脳機能障害とリハビリ入院のこと
- 親の介護3.姉弟の誰が同居するか?子育て中だからできない・独身だからできるのは違う
- 親の介護4.介護離職…仕事を辞めたくない両立したいと二重生活を上司に相談
- 親の介護5.脳梗塞で脳神経リハビリテーション病院で後遺症の回復中に今後の仕事と在宅介護の準備をする
- 親の介護6.リハビリ病院から老健に入居、母のうつ状態で在宅介護を急ぐ
- 親の介護7.在宅介護前に自宅に合わせたリハビリと段差や手すりのチェック
- 親の介護8.介護保険で在宅介護・デイサービスの利用計画
- 親の介護9.介護うつ状態で仕事も人もお金も気力も失い希死念慮に襲われる日々
- 親の介護10.うつ状態・ひきこもりから介護と仕事を両立できるまで
- 独身・介護離職でひきこもりのうつ状態から抜け出すネガティブな思考と体験談
- 親の介護うつ状態は介護が直接原因では無かった話
- 介護経験と家具職人の仕事を活かして福祉住環境コーディネーターを独学
- 福祉住環境コーディネーターいきなり2級・独学で合格しました
- 介護保険サービスを受けるための要介護認定の申請方法は
- 脳梗塞の後遺症を抱えた母の介護6年が過ぎて思うこと
上記にも記載しましたが私の理解不足により高次脳機能障害という見えない障害でつらい母に寄り添うことができなかった日々…同じ境遇の方は是非読んでみてください。
仕事や住まいも自分の思い描いた人生に向かうために書き綴ったブログはメインに記載ていますので省力しますが、お時間がある方や興味がおありの方は
をご覧ください。(長いです…)