親の脳梗塞の再発防止サポートが精神的に難しい理由

私の母は脳梗塞を発症したことがきっかけで入院を経てリハビリ病院、老健を経て在宅介護が始まりましたが入院中に痩せる必要があるといわれ食事療法と規則正しい入院生活でなんと約20㎏痩せたのです。

本人は高いお金(治療費)払ってダイエットできたといってましたが子供からしてもそうやって強制的に痩せる環境があってよかったと思う部分もあります。もちろん、命が助かったというだけでも感謝ですが残った命を大事に保つために必要なことだったと思っています。

脳梗塞発症の原因は食生活の乱れ

母の場合はとにかく野菜を食べずお菓子をたくさん食べ、血流も悪く肥満体質というのが原因の一つだと本当に思います。ただ個人の体質にもよるので良い食生活をしていても発症する人もいるので全員がそうではないことは前提として記載しますが、とにかく脳梗塞を予防するための食事と真逆の食生活でした。

ですので、脳梗塞の再発防止で食生活を見直そうと思っても退院後しばらくは食事量も少なくリバウンドもしませんでしたが、どんどん体に良いものは全く食べてくれずお菓子やパンなどを食べ元の食生活に戻ってしまったのです。

先におかずを食べるように言ってもご飯の用意をしている間に菓子パンを食べたりしておなか一杯といってご飯を食べず、しばらくしてからまたお菓子を食べ、お菓子食べるならさっき食べてないおかずを食べてほしいんだけどといってもうるさいと嫌がるのです。

これがとてつもなくストレスで毎日のように健康を考えたおかずを捨てて涙が出る日もありましたし、怒りになる日もありました。(良かれと思ってすることが迷惑なんだ、求められていないことを勝手にしている私が悪いということも受け入れて今は考え方を変えて自分の精神を保つためにも作らなきゃという強迫観念は捨てました。)

根本には心の悩みが潜んでいるように思う

もうお菓子や砂糖依存症、過食症なんじゃないかと思ってどうしたらヘルシーな食生活になってくれるのか悩む日々で、それでも本人が癖のように元の食生活なので脳梗塞の再発をしても仕方がない、自分は親のためにうまく生活を整えるサポートができないと思う毎日が介護うつにつながった一つの原因でもあります。

親子だから注意しにくいこともあるし、元の生活(自宅)だからこそ生活の癖が直せないのもあるのだと思います。こんなに過食するのは心の病気も含まれているかもしれないしデリケートな問題でもあるので食べすぎとか食生活が悪いときつく言うことも遠慮しがちになってしまいます。

ギャンブルやたばこ、アルコールに買い物依存、薬物・仕事など様々な依存症があり、母は飲酒・喫煙・ギャンブル・薬物はしませんが、そのうちの砂糖依存症だったのではないかと思いますし、野菜を食べない偏食は昔からで一人暮らしが長い分、だれにも指摘されずに自由に食べたいものを食べていたから母もあれを食べろこれを食べるなと言われることもストレスだし隠れ食いのようなことをすることもあり禁止するのは良くない、食べ物を過剰に必要と思わない方向に導かないとだめだなと。

このように、例えば脳梗塞になった原因が食生活である人の場合は癖や依存になっている部分を改善しないと再発のリスクがすごく高くなりますよね。それを指摘すると逆上したり開き直るので介護する側としては精神的にも負担だと常々思っています。

病気の原因の嗜好品をやめない悩み

他人の話ですが、癌になったのに父がタバコをやめない、肝硬変なのにアルコールをやめない、糖尿病なのに食事療法してくれないし注意したら怒る…など聞くことがあり、辞めさせるのも周りの役割でもあるし、大事に思っていたらなぜできないのかと思っていましたが我が身になると本当に難しいと実感します。

我慢させてストレスの毎日も良くないし、生きる楽しみも無くなってしまう。かといって再発する恐れもあるのでやめてほしい。ただ、自分が逆の立場でも嗜好品を取り上げられるとつらいし、ストレスが溜まる。自分でわかっているからこそ人に言われると尚更反発したり逃げたりうそをついてしまう…。嗜好品が辞めれるカウンセリングみたいなものを受けたほうが良いのかなと考えたりします。

夢中になる趣味とリハビリを兼ねたことをする

脳梗塞は手術で治っても、同じ生活を繰り返すのであれば、再発もしくは他の病に侵されることは予測できます。根本的な要因である嗜好品をやめれないのは心の問題も占めていて家族のサポートは大事だけど家族の力だけでは難しいということを薬物やアルコール依存症の親を持つ方の体験談などを記載したコラムで知りました。

今は脳梗塞の手のリハビリではじめたちぎり絵と折り紙細工は作業に集中していると食べる行為が激減するので役立っています。夢中になることを見つけて心身ともに良い状態の生活が持続できるようサポートしています。


必読→ 自責の念から介護うつ状態の悩みが晴れやかになった書籍 この書籍にもっと早く出会っていたら、下記の体験記をうだうだ書くことはなかったと思うほど高次脳機能障害と発達障害の理解ができず介護うつ状態の自分にとって良い解決策がたくさん掲載されていました。

読めば読むほどこのブログに書いているような自分の負の感情で母を傷つけてしまったこと悔やんでいます。

8050問題、7040問題は他人事…の私が30代、母親は60代という6030で介護生活が始まるとは思ってもみず、準備や事前知識もないまま在宅介護が始まった体験談をリアルな感情込めて

  • 介護離職
  • 在宅介護の準備
  • 介護で同居開始
  • 30代独身からの介護生活
  • 介護うつ
  • ひきこもり
  • 介護での新たな気づき
  • 介護と仕事の両立

など自分にこんな感情があったのかっと予想だにしないネガティブなことから様々のことに向き合い、学び、前向きになれるまで3年、しかし、その1年後にはもっと激しいうつ状態へ…今後の明るい介護生活と自分のやりたいことを両立させるまで途中経過を記載します。

上記にも記載しましたが私の理解不足により高次脳機能障害という見えない障害でつらい母に寄り添うことができなかった日々…同じ境遇の方は是非読んでみてください。

「脳コワさん」支援ガイド (シリーズ ケアをひらく)

仕事や住まいも自分の思い描いた人生に向かうために書き綴ったブログはメインに記載ていますので省力しますが、お時間がある方や興味がおありの方は

をご覧ください。(長いです…)