統合失調症の家族ドキュメンタリーを観た時の移動と自己嫌悪反省

先日、和歌山カレー事件のドキュメンタリー映画を母と観たと投稿しました

https://xn--gmqp0e23nml2b.jp/coordinate/blog/mommy/

その映画館で、気になって観たいと思っていた『どうすればよかったか?』も上映されていて、その日に観たかったけど集中力が持たない母もいたので日を改めようとし、

本日仕事が休みになり、急遽行きました。内容は当事者でないと計り知れないこともあり、他人が簡単にアドバイスできるものでもない。

ただただ統合失調症のリアルと障害受容が難しい両親のリアルを観ることができました。

ネタバレになるから書けませんが、長期に渡る家族病理(と言っていいのか)の記録、姉を外に連れ出すことの根気、笑顔にするための願望を叶える行動をしていた弟さんの思いも伝わってきたし

合う薬が見つかった姉が調子が良いときのポージングは涙が出てきました。弟さんの寄り添いのおかげが大きいですよ。

私も介護者家族として、改めて見習わないとなぁ。私が母に対して高次脳機能障害の理解に乏しく、優しさにかけていることを痛感します

そしてこのご家族に対してではありませんが、個人的に思うのは両親に子を護るだけの収入と住まいがあるのと、自分達の生活でいっぱいで、子も社会に出て自立して収入を得ないと共倒れになる家庭とではずいぶん違うだろうなと感じます。

とにかく自分の家族病理について『どうすればよかったか?』と考える映画でした。

母ではなく亡き父のことや、他の兄弟姉妹含む遺伝性の不安もあり、そのことは別記事で記載します。


ちなみに皮肉ですが、今回母抜きで一人で行きました(声はかけたけどマッサージの日でした)移動時間が圧倒的に早く電車もバスも早めのタイミングで乗れるし、トイレも何度も連れて行かなくていいし、母の体力や機嫌を気にしなくていいしと、

本来ASDである私は時間段取りを無駄無く進捗しないと気が済まない病的な性分なので思い通りに進める快適さに感動してしまい、われに返ってからはまた優しさが足りないなと自己嫌悪に陥りました