親の介護はまだ20年程先だろうと目の前の自分の人生を構築し、いつかは母を田舎に呼んでバリアフリーの家を建てて一緒に散歩したり野菜を作って暮らすことができればと思っていたけど現実はまだ遠いギリギリ30代後半、
母には『期待しないで待っているわ』とだけいわれ、妄想の未来の話をしていた矢先、脳梗塞が発症し後遺症もあるため、予定よりも20年早い介護生活を考えないといけなくなりました。
親の介護3.姉弟の誰が同居するか?子育て中だからできない・独身だからできるのは違う の続きです。
私は個人事業主でありながら田舎に根付いて暮らしていくうえで、地域の自然保護や観光ガイド活動をしていて、さらに町役場で移住相談員を臨職で勤め始めた頃で、上司に介護離職ではなく、休日や母の病院の用事の時だけ休みたいと考えていると相談した時の話です。
親の介護で離職とUターンはしたくない…
母が脳神経リハビリテーション病院から退院したら、老健入所したのちに自分が介護すると決意はしています。ただ、その介護の場所を実家にUターンではなく、田舎に母が移住してくれたら…仕事も辞めたくないしボランティア活動も続けたいし、未来を見据えて13年間の移住生活で地道に種まきした芽を摘みたくない。
結局のところ、介護により自分の人生をあきらめる決意がなかなか持てませんでした。
田舎移住で家具職人11.田舎移住12年過ぎて地域活動の魅力にハマって仕事にする に仕事に関する記事を記載
町役場の上司に事情を説明し、『私の中ではこの町に住み続けたいし、移住相談員の仕事も継続したい、その他、ガイド活動なども辞めたくない、今から脳神経リハビリテーション病院に転院で経過は不明ですが、母の回復次第では平日はヘルパーさんに依頼して週末は私が実家に帰る(そうするとガイド活動ができにくくなりますが。)二重生活ができればと考えていますが、何とも言えない状況ですので退院までは普通に仕事しますので、その間に迷惑をかけないように早めに答えを出します。』と伝えました。
脳梗塞の高次脳機能障害は大変だよ…っと
上司は『気持ちはわかるし、働いてもらいたいけど、脳梗塞の高次脳機能障害は大変だよ、以前職員で脳梗塞から復職したけど認知症みたいな症状になって本人もつらくて辞職した人がいるし、今まだ車いすで後遺症で半身麻痺もあるなら週末だけ実家に帰るというわけにはいかないし移住イベントも週末に開催することもあるし、自分も経験あるけど計画通りにはいかないよ、単身での介護生活は。』
と、今ならわかるありがたい体験談をもとに寄り添ってくれました。しかし、その時はまだ介護生活のリアルを知らず、何とか乗り切れるだろうと甘い考えで仕事を辞める決意を持てぬまま、ネット問合せからのオーダー家具製作の受注や見積もり、町役場では日々の業務をこなしながら、プライベートで地域の芸術イベントの手伝いや観光ガイド、地元の学生の課外授業やガイド講座の講師などをこなしていきました。
また、雑誌取材を受けたり地域活動の所属団体が表彰されたりと様々な成果が実り始めたので尚更離れたくなかったのですが介護をする未来は決まっているので母が入院中の間にできる限りのことをして田舎に戻ってこれるように基盤を作ろう。と仕事に専念しました。
母は脳神経リハビリテーション病院から老健へ移動し3か月、リハビリし自立に向けてのトレーニングをする予定でしたが、その予定が急速に変化し在宅介護が早まったのです…。
ああ、、、、まだまだ仕事が残っているしオーダー家具製作の見積もり依頼も増えてきているしどうしよう…
⇒ 親の介護5.脳神経リハビリテーション病院で脳梗塞後遺症の回復中に今後の仕事と在宅介護の準備をするに続く
<母が脳梗塞で倒れ、これからの家具職人として、地域貢献としての仕事予定をすべてリセットする覚悟がまだできないときのメールマガジンです。お詫びと無視する強さ・介護離職の覚悟をする前のこと
必読→ 自責の念から介護うつ状態の悩みが晴れやかになった書籍 この書籍にもっと早く出会っていたら、下記の体験記をうだうだ書くことはなかったと思うほど高次脳機能障害と発達障害の理解ができず介護うつ状態の自分にとって良い解決策がたくさん掲載されていました。
読めば読むほどこのブログに書いているような自分の負の感情で母を傷つけてしまったこと悔やんでいます。
8050問題、7040問題は他人事…の私が30代、母親は60代という6030で介護生活が始まるとは思ってもみず、準備や事前知識もないまま在宅介護が始まった体験談をリアルな感情込めて
- 介護離職
- 在宅介護の準備
- 介護で同居開始
- 30代独身からの介護生活
- 介護うつ
- ひきこもり
- 介護での新たな気づき
- 介護と仕事の両立
など自分にこんな感情があったのかっと予想だにしないネガティブなことから様々のことに向き合い、学び、前向きになれるまで3年、しかし、その1年後にはもっと激しいうつ状態へ…今後の明るい介護生活と自分のやりたいことを両立させるまで途中経過を記載します。
- 親の介護1.一人暮らしの60代母が脳梗塞で倒れた日のこと
- 親の介護2.脳梗塞の後遺症・高次脳機能障害とリハビリ入院のこと
- 親の介護3.姉弟の誰が同居するか?子育て中だからできない・独身だからできるのは違う
- 親の介護4.介護離職…仕事を辞めたくない両立したいと二重生活を上司に相談
- 親の介護5.脳梗塞で脳神経リハビリテーション病院で後遺症の回復中に今後の仕事と在宅介護の準備をする
- 親の介護6.リハビリ病院から老健に入居、母のうつ状態で在宅介護を急ぐ
- 親の介護7.在宅介護前に自宅に合わせたリハビリと段差や手すりのチェック
- 親の介護8.介護保険で在宅介護・デイサービスの利用計画
- 親の介護9.介護うつ状態で仕事も人もお金も気力も失い希死念慮に襲われる日々
- 親の介護10.うつ状態・ひきこもりから介護と仕事を両立できるまで
- 独身・介護離職でひきこもりのうつ状態から抜け出すネガティブな思考と体験談
- 親の介護うつ状態は介護が直接原因では無かった話
- 介護経験と家具職人の仕事を活かして福祉住環境コーディネーターを独学
- 福祉住環境コーディネーターいきなり2級・独学で合格しました
- 介護保険サービスを受けるための要介護認定の申請方法は
- 脳梗塞の後遺症を抱えた母の介護6年が過ぎて思うこと
上記にも記載しましたが私の理解不足により高次脳機能障害という見えない障害でつらい母に寄り添うことができなかった日々…同じ境遇の方は是非読んでみてください。
仕事や住まいも自分の思い描いた人生に向かうために書き綴ったブログはメインに記載ていますので省力しますが、お時間がある方や興味がおありの方は
をご覧ください。(長いです…)