アルコール依存性からの鬱病になる事に怯え、気を引き締め直し、家具製作で安定させるためにネット集客と製作の仕事をし、近場のマラソンやウルトラマラソンにエントリーしたり息抜きには海辺や山を歩く穏やかな日々を過ごしました。

10.田舎暮らしでネット集客のみで家具職人復活の兆しと鬱病予防に断酒

の続きです。

家具職人としての仕事はブログなどネット問い合わせのみでオーダー家具を適正価格で受注することができ、売れるとわかればコピーされる量産家具の薄利多売、価格競争をしていた時代の反面教師で自分の質を高め、とても良いお客様からのご依頼ばかりで仕事に喜びを感じる日々です。

とはいえまだまだ安泰ではありませんし、全ての見積もりが通るわけでもありません。成約まで時間がかかることもあるし独立した個人事業主なので固定給もありませんが、DIYノウハウ配信での広告収入や以前出版した印税などで補充出来てきました。

パソコンに向かう事が多いため、凝り固まった身体と脳をほぐすために近所の海辺を散歩するのが息抜きで、当時マラソンからトレイルランニングにも興味を持ち始めた私、

海岸沿いのトレイルを歩きたいけどイノシシやシカが怖くて1人で行けないし、かと言って友達もいないし…でもその先のトレイルを進んでみたい気持ちが抑えきれずルート情報を調べていたら、地域の歴史や地質、植物などを解説するガイド養成講座がある事を知りました。

しかも…実地検分は私が降りたかったトレイルの先の海岸です。参加費は無料でしたが役場のホームページに要項が掲載されているだけでイマイチどのような活動団体かわからないからドキドキしましたが、参加してみました。

リタイヤ後の人生を地域活動にされている地元の方がほぼで、講師の方からローカルな歴史や土地の成り立ちや岩石のことなど座学で学びましたが、私は全く興味がなく、ただトレイルの下の海岸に早く降りたいと思っている程度でした。

座学のあと昼ごはんを食べるついでに自己紹介をし、海岸に移動し、また地質のことや石の種類や成り立ちを解説して頂きました。座学では興味持てなかったのに、楽しくなってきましたが、私は人付き合いが苦手で団体行動も不向きなのでガイド会員になる事は決断しませんでした。

講座が終わった数日後、メンバーの方から電話があり相談があると喫茶店に呼び出されました。

話は、地域活動をするのにインターネットを使って認知度をあげたいけどおじいさんばかりでみんな出来ないから是非会員になってインターネット配信をして欲しいと。昼ごはん時に自己紹介する中でネットだけでオーダー家具の受注をしているという部分を覚えていたそうです。

確かに私も講座に参加する際に情報がなくて何をしている団体かわからず不安だったけど参加してみたら面白いし、この活動を皆に広めたいと思いました。

しかし、地元で農家さんにネットを教える際に複数件、散々な目にあったのでもうトラブル起こしたくないし、また知識だけを利用されて『やりがい搾取』されるのではないかと躊躇し断りました。

それでもそのおじいさんは引き下がらず(笑)生意気な私に腰を低くお願いするのです。人付き合いが苦手なのは裏切りが怖いという面もあり、本当は信じて一生懸命やって没頭する自分もいるので、悩みました…。

ただ、以前知人に『誰と仕事するか』『求められる仕事は自分では気がついていない強みでもある』『求められる仕事に応える事でやりたい仕事が自然と近づいてくる』とアドバイスを受けた事を思い起こし、みんな良い人ばかりだし素晴らしい活動をしているし、改めて活動に参加して手伝うことにしました。基本的には会費を払いボランティア活動ですが、ガイドをすると報酬が入ります。

そうなると私も今まで興味がなかった地質や石の名前に歴史を勉強せねばなりません。配信するわけですから念入りに…どうせならばとガイド資格も取得してレスキューの講座も受けました。

花の名前や島の名前の由来に地域にゆかりのある偉人の生い立ちや城跡や神社など、ただただ息抜きに歩いて風景を見ていただけの私には知識がなさすぎでしたが、ドンドンハマっていき勉強しなきゃと空いた時間は全て活動に費やす日々…

地元の小学生、中学生、高校生の課外学習の講師をしたり観光バスツアーのガイドサポートしたり、地域のウォーキングイベントのガイドをしたり自然保護活動や清掃活動をしながらネット配信も名前は出さずに裏方でこなしました。

その活動も認知度が上がり、国や県の表彰を受けたり、雑誌取材を受けたりと会員みんなの良い活動を知っていただける喜びを感じることができ、本業の家具、地域活動どちらも両立しながら良い人脈も広がりこれから田舎暮らしで手掛けたい仕事のためにできることをドンドン築いていったのです。

さらにいうと海の家でバイトしたり移住支援相談員(ネット配信含む)をしたりもしました。

田舎移住して12年以上経過してやっと地域活動の魅力に気づき、このまま地域の役に立ちながらも自分の仕事をしていけば理想的な田舎暮らしが実現できる!っとようやく明るい気持ちになれたのも束の間…

大阪で暮らす母が脳梗塞で倒れ、発見も約1日後で命が危険な状況だという連絡が入ったのです。

自分のことばかり考えて、母には正月くらいしか会わず、待ってね、ゆとりできたら旅行に連れて行くから。など言いっぱなしで実際には何も親孝行ができていませんでした。会社の為、そして地域の為、お客様の為には頑張れたのに家族を大切にしていなかったことを悔やみました…

12.田舎移住を受け入れてくれたボスが癌を患う・母の介護始まる

に続く