19.オーダー家具の見積もりと製作の直接依頼を辞めている訳

2012年に独立をし、田舎暮らしで細々と食べるためにいろんな仕事をしながら2013年10月にこのブログを開設し、2014年から徐々にこのブログだけでオーダー家具の見積もり依頼や製作依頼が届くようになりました。

最初はとても嬉しい反面、まだ準備できていない状態だったので驚きながらも木工所を間借りして製作して納品して…っと繰り返していき、これからもっともっとやりたいことにつなげていけるぞ!っと希望を持った矢先に介護が始まりリセットすることになった上に2019年にこのブログ記事が全部消えたことで開き直り閉業モード…

18.資格と介護を通じて田舎で役立てる住まいの仕事の種火を続けるの続きです。

オーダー家具を作るにはメンタルが安定していることが重要です。自分のことを大事にできないのにお客様の事を想って責任をもって大事な家具を製作することは私には無理でした。決して安くはない金額で、長く使っていただく家具、その仕事の喜びと緊張と責任、やりがい、はとても大きく胸を張れる仕事です。

介護生活当初はちょこちょこ知人の木工所を間借りしてオーダー家具の受注を行っていましたが、時がたつに連れ、メンタルもズタズタで家族の事や目の前のことに必死で自分の未来も見えない中、長く責任を持つという自信もなく、失礼にあたると思って断りたいけど断るのも申し訳ないし、何もできない自分が情けないしで取引先を紹介する手段など色々取りましたが、

直接オーダー家具の製作を受注するのを辞めた理由は自分でもコントロールできないほどメンタルが不安定だから仕事に責任持てないということです。

それでもメール問い合わせが来る日々…申し訳ございません、うんぬんかんぬん、申し訳ございません、うんぬんかんぬん、、、せっかく見つけてくださった方に断りメールをするのが苦しく辛い…(そのあたりのことは13話にも記載しています。)

結局は捨て身でもうお客様が問い合わせすらしたくないようなネガティブブログにしてしまおうと心の内を正直に書き綴るマイナスブランディングを開始。

この効果は最初こそ数件問い合わせがありましたが数か月経つと抜群で、ぴたっと相談が来なくなりホッとした自分がいます。今までブログだけで仕事を受注してきたこともあり文字にも感情が吹き込まれ、人の行動を変えるものだと体感しています。そこからは家具工として言われた仕事を淡々とこなしているバイトのおばさんです。

いちいちそんなことせずに、ブログ自体閉鎖したらいいんじゃないの?と思うかもしれませんが田舎に戻って復帰するときの希望の種火として消さずに日常の感情を書き綴っているのです。書くことで精神治癒になるという自分のエゴでもあり、自由な個人ブログ状態…。

まだオーダー家具の受注製作復活はしておりませんがこの記録も履歴書であり名刺として、資格の勉強もしながら暮らしや住まい、家具に関する豆知識コンテンツを充実させて未来の仕事に役立つ日が来るよう自分で運んでいきます。