介護認定の更新についてケアマネさんと打ち合わせして泣いた話

母の介護認定の更新日が近づいてきたのでケアマネージャーさんから日程の打ち合わせがてら現状を聞いてもらいました。

介護認定の更新は年明けになりますが、自宅に認定調査員さんが来て母の体の動きや日常生活のヒアリングを行うもので、その内容により介護度が決定されます。

ケアマネージャーさんが心配するのは要介護度が軽くなるとレンタルベッドが実費になるということやデイサービスも利用日数が減ることだとのこと。そういわれて私は変わらず要介護だと思っているのですが、もしそれでも介護認定の更新ができなかった場合には実費で仕方がないですね、っという気持ちです。逆に言うと健常者に戻れて良かったとも思います。

ただ、私としては母の威厳を守るために姉弟や親戚などに母の日常生活の様子を全く伝えていないのですが、立ち上がりがなかなかできないこと、外出時に必ず迷子になること、トイレが間に合わない事、服がきちんと着れない事、歯磨きをベッドですることや着替えたことを忘れてすぐに着替える事、味が付いている料理にもドバドバ塩っ気がある調味料などをかけること、手料理がとてつもなくまずいこと、、、、片付けられない事、会話が成り立たない事などなど、

ADHDなのか認知症なのかわからない症状が多くあることなどをケアマネージャーさんになら…っと思い、正直にぶちまけました。デイサービスに行けることはとてもありがたくて助かっているけど、この状況を説明したうえで認定更新ができない場合には受け入れる旨も伝えました。

介護認定あるあるで、認定の面接時に緊張するからか本人はシャキッとして大丈夫だとふるまう傾向があり見た目だけで判断すると、一時的にかしこまった言動になった状態で過ごすだけでは健常に思われがちで、介護認定されず介護者家族が困るケースがよくあることだと。

トイレの問題とか日常生活の介助の具合は一緒に暮らしている人からきかないと見えない事、だからこそ立ち合いで介護認定調査を受けて、調査員の方から家族へのヒアリングがある時にきちんと現状を伝えてくださいっといわれました。

で、私の悩みである母に優しくできない事、できないことに苛立って厳しくいってしまうこと、手取り足取りお世話しないので介護ネグレクトではないかと思い悩んでいること、うまく介護できない私に対して母がストレスを抱えているだろうから申し訳ないし、母のことがかわいそうに思う、介護が嫌ではないし自分ですると決めているけど私のせいで母が息苦しいのではないか、私だからダメなんじゃないかと感じるという胸の内を話すと

実の親にはみんなそんなものですよ、たまに会う介護していない人は優しくできるからね、っと励ましてくれましたが私自身、なぜ優しくできないのかとても悩んでいるのです。話していると自然と涙が出てきました。この気持ちに嘘はありません。介護、うまくできないのです。介護者家族が私じゃなければ母は幸せなんじゃないかと思うことも良くあります。

そのうえで、私は義理の妹には絶対に母の介護をお願いしたくない、母の身の回りのお世話をするのは大変だし私は言いたいこと言えるけど義理の妹が言いたいことも言えずに我慢することを考えるとかわいそうと思う…っとケアマネさんに言っている途中で、あれ?もしかすると私って大変だと思っているのかな?っと客観的になることがありました。

打ち合わせだけのつもりが、相談みたいになり、つい愚痴っぽくなってしまい、ケアマネージャーさんの時間を割いてしまったことの罪悪感に満ち溢れていますが、仕事以外で誰とも会話をしていないので狭い視野になっていた日々、ケアマネージャーさんに日頃の生活をアウトプットしたことで現状を見直すことができました。


必読→ 自責の念から介護うつ状態の悩みが晴れやかになった書籍 この書籍にもっと早く出会っていたら、下記の体験記をうだうだ書くことはなかったと思うほど高次脳機能障害と発達障害の理解ができず介護うつ状態の自分にとって良い解決策がたくさん掲載されていました。

読めば読むほどこのブログに書いているような自分の負の感情で母を傷つけてしまったこと悔やんでいます。

8050問題、7040問題は他人事…の私が30代、母親は60代という6030で介護生活が始まるとは思ってもみず、準備や事前知識もないまま在宅介護が始まった体験談をリアルな感情込めて

  • 介護離職
  • 在宅介護の準備
  • 介護で同居開始
  • 30代独身からの介護生活
  • 介護うつ
  • ひきこもり
  • 介護での新たな気づき
  • 介護と仕事の両立

など自分にこんな感情があったのかっと予想だにしないネガティブなことから様々のことに向き合い、学び、前向きになれるまで3年、しかし、その1年後にはもっと激しいうつ状態へ…今後の明るい介護生活と自分のやりたいことを両立させるまで途中経過を記載します。

上記にも記載しましたが私の理解不足により高次脳機能障害という見えない障害でつらい母に寄り添うことができなかった日々…同じ境遇の方は是非読んでみてください。

「脳コワさん」支援ガイド (シリーズ ケアをひらく)

仕事や住まいも自分の思い描いた人生に向かうために書き綴ったブログはメインに記載ていますので省力しますが、お時間がある方や興味がおありの方は

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