母が鬱々モヤモヤが拭えないらしく色んな趣味や運動など付き合って試行錯誤しています。マンガでわかるリアル「脳卒中」患者と家族を支えるヒントを買いました。 老人性のうつ病なのか、高次脳機能障害によるものか認知症によるものなのかはわかりませんが、主治医にCTを撮影してもらうと異常なしだったのでメンタル部分なのかな?と思ったりします。
やはりできることが制限され元気だったころには戻れないし、もどかしい気持ちや未来への希望を失ったり、体力や根気がなくなってしまうことや思い通りに描いたこととは遠い現実だということ、母の場合は毎日お世話をしていた孫たちとも疎遠となりさみしさや責任感がなくなったことによる喪失感などもたくさんあると思います。
高次脳機能障害の母が根気よく読みやすいのはマンガなのでいつも漫画やイラスト多めの書籍を購入します。
早速読んでみましたが、こういった体験談の書籍は鈴木大介さんの脳が壊れたを筆頭にいろいろ読んでいて毎回毎回勉強と気づきと反省がありますね。理解できているようで出来ていない、理解したつもりで我が強くなって感情をぶつけてしまう、など、介護ストレスを本人に当たってしまうことを踏みとどまることができます。
今回の学びを得たいメインテーマは脳卒中うつと情動障害との付き合い方について。脳梗塞後の高次脳機能障害とうつ状態の関係性や認知症との違いなども知りたいので用語を検索しました。
情動調節障害(じょうどうちょうせつしょうがい、Pseudobulbar Affect; PBA)は非自発性の情動発作を特徴とする神経性障害の一つであり、多くの神経変性疾患や頭部外傷などに併発して出現する。患者は発作の出現や感情変化を自覚することもあるが、その多くは制御困難であり、エピソードはしばしば数分に渡って継続する。単に情動反応の程度が変化するだけでなく、怒りを覚えているにもかかわらず笑い続けるなど、場にそぐわない感情表現に至ることも多い。
臨床上、情動調節障害との鑑別で最も問題となるのはうつ病である。PBAの基礎疾患は長期に渡って進行する神経変性疾患であることが多く、その性質上、うつ症状などの気分の変動が生じる可能性が高く、実際に症状からだけではPBAとうつ病などの気分障害とで明瞭な違いが見られないことも多い
情動調節障害Wikipedia
正直なところ、母は私が小学生の頃からうつ病を患っていたので子供の頃から試行錯誤していますがどれが脳梗塞後の症状で、どれがもともとの特性なのか区別がつかず、注意障害は高次脳機能障害ではなくもともとADHDだったのでは?と思うこともありますが詳細の検査を本人がしたがらないので今はまだ謎に包まれています。
ただどっちにしろ、脳の病気だとわかると親子という感情だけではコントロールできない疾患があることも知りました。母性本能に期待をしてはいけません(笑)
この書籍は当事者である母の認知行動療法にもなるし、介護者である娘の私も感情的にならず見えない生きづらさや困りごととして寄り添えると感じました。ただ介護者としてあとから知ると、過去に感情的になって叱責してしまったことなど未熟で自分が情けなく恥ずかしくなって落ち込んでしまうこともあります。
この悩みはこれから介護する人の役に立てるよう、失敗談も更新していきます。
必読→ 自責の念から介護うつ状態の悩みが晴れやかになった書籍 この書籍にもっと早く出会っていたら、下記の体験記をうだうだ書くことはなかったと思うほど高次脳機能障害と発達障害の理解ができず介護うつ状態の自分にとって良い解決策がたくさん掲載されていました。
読めば読むほどこのブログに書いているような自分の負の感情で母を傷つけてしまったこと悔やんでいます。
8050問題、7040問題は他人事…の私が30代、母親は60代という6030で介護生活が始まるとは思ってもみず、準備や事前知識もないまま在宅介護が始まった体験談をリアルな感情込めて
- 介護離職
- 在宅介護の準備
- 介護で同居開始
- 30代独身からの介護生活
- 介護うつ
- ひきこもり
- 介護での新たな気づき
- 介護と仕事の両立
など自分にこんな感情があったのかっと予想だにしないネガティブなことから様々のことに向き合い、学び、前向きになれるまで3年、しかし、その1年後にはもっと激しいうつ状態へ…今後の明るい介護生活と自分のやりたいことを両立させるまで途中経過を記載します。
- 親の介護1.一人暮らしの60代母が脳梗塞で倒れた日のこと
- 親の介護2.脳梗塞の後遺症・高次脳機能障害とリハビリ入院のこと
- 親の介護3.姉弟の誰が同居するか?子育て中だからできない・独身だからできるのは違う
- 親の介護4.介護離職…仕事を辞めたくない両立したいと二重生活を上司に相談
- 親の介護5.脳梗塞で脳神経リハビリテーション病院で後遺症の回復中に今後の仕事と在宅介護の準備をする
- 親の介護6.リハビリ病院から老健に入居、母のうつ状態で在宅介護を急ぐ
- 親の介護7.在宅介護前に自宅に合わせたリハビリと段差や手すりのチェック
- 親の介護8.介護保険で在宅介護・デイサービスの利用計画
- 親の介護9.介護うつ状態で仕事も人もお金も気力も失い希死念慮に襲われる日々
- 親の介護10.うつ状態・ひきこもりから介護と仕事を両立できるまで
- 独身・介護離職でひきこもりのうつ状態から抜け出すネガティブな思考と体験談
- 親の介護うつ状態は介護が直接原因では無かった話
- 介護経験と家具職人の仕事を活かして福祉住環境コーディネーターを独学
- 福祉住環境コーディネーターいきなり2級・独学で合格しました
- 介護保険サービスを受けるための要介護認定の申請方法は
- 脳梗塞の後遺症を抱えた母の介護6年が過ぎて思うこと
上記にも記載しましたが私の理解不足により高次脳機能障害という見えない障害でつらい母に寄り添うことができなかった日々…同じ境遇の方は是非読んでみてください。
仕事や住まいも自分の思い描いた人生に向かうために書き綴ったブログはメインに記載ていますので省力しますが、お時間がある方や興味がおありの方は
をご覧ください。(長いです…)