先日Amazonプライムで『キセキの葉書PR』を観た
脳性麻痺の娘・望美を抱え、介護に勤しむ美幸は、望美の世話をできるのは自分だけと、介護、家事、子育てと、家のことを全て背負っていた。次第に追い詰められていった美幸は、長年会っていない母・喜子に支援を頼む。「そげな子は、自分で育てられるわきゃないき!こっちはこっちの生活があるんやけん!」意を決し助けを求めた美幸に対し、母の言葉は残酷だった。見えないストレスを抱えた美幸は、不眠と摂食障害に悩む“仮面うつ”を患ってしまう。疲れ切った毎日で、美幸は“望美がいなかったら幸せだった”という自分の無思慮な考えにハッとするが次の瞬間、同じ団地に住む大守に言われた「全ては自分やからね」という言葉が頭に浮かぶ。美幸は自分らしい生き方を取り戻すべく、夢だった児童文学者への道を目指し、小説を書きはじめる。こうして美幸が前向きになり、暗闇から抜け出そうと決めた途端、母が認知症とうつ病を併発してしまう・・・。
鈴木紗理奈さん演じる美幸は夫は単身赴任、息子と娘のワンオペ育児、特に娘はほぼ24時間介護が必要、出かける時は常に一緒でおんぶをしている日々、
母親の様子がおかしいと父親から相談を受けるも、育児と介護で手いっぱい(おぶって遠出も困難)なので、顔を見せに行くことも出来ず、過去に娘の介護を手伝ってもらおうとした時にも『施設に預けて専門家に任せろ』というニュアンスで言われたことがわだかまりになっていました
ネタバレになるから詳細は控えますが、母親が認知症とうつを併発したことにより、困った父親に対し
『お母さんが間違えてても優しくしてあげて』
といった美幸のセリフがガツンときました
私だ…私は間違いを訂正したがる、言葉の使い方や段取りを間違えたり、その場しのぎで辻褄が合わないあきらかな嘘をつくことが許せずに正論で責めてしまいます。
ASDの特性が強いこともあり、母親が間違えるのは仕方がないとわかっていながらも許せずに強く正してしまう面があります
『間違えてても優しくしてあげて』
本当だね、2人だけなんだから正論を振り翳す必要もないし、間違えてても私が理解して流せていれば訂正しなくてもいい。誰にも迷惑かけてないし、いわゆる教育をする必要はない、家の中だけの出来事ですから。
間違えてても優しくする
私には難しいけど出来たら穏やかな日々になるでしょう。
また、キセキの葉書を観て、子育て中の姉弟に介護を助けてと一度も連絡していないこと、正しいと思いました。
なぜなら子育てに精一杯なのに、介護を頼まれて困るだろうから。無理な人にお願いして断らせる罪悪感を与えなくて良かったです
必読→ 自責の念から介護うつ状態の悩みが晴れやかになった書籍 この書籍にもっと早く出会っていたら、下記の体験記をうだうだ書くことはなかったと思うほど高次脳機能障害と発達障害の理解ができず介護うつ状態の自分にとって良い解決策がたくさん掲載されていました。
読めば読むほどこのブログに書いているような自分の負の感情で母を傷つけてしまったこと悔やんでいます。
8050問題、7040問題は他人事…の私が30代、母親は60代という6030で介護生活が始まるとは思ってもみず、準備や事前知識もないまま在宅介護が始まった体験談をリアルな感情込めて
- 介護離職
- 在宅介護の準備
- 介護で同居開始
- 30代独身からの介護生活
- 介護うつ
- ひきこもり
- 介護での新たな気づき
- 介護と仕事の両立
など自分にこんな感情があったのかっと予想だにしないネガティブなことから様々のことに向き合い、学び、前向きになれるまで3年、しかし、その1年後にはもっと激しいうつ状態へ…今後の明るい介護生活と自分のやりたいことを両立させるまで途中経過を記載します。
- 親の介護1.一人暮らしの60代母が脳梗塞で倒れた日のこと
- 親の介護2.脳梗塞の後遺症・高次脳機能障害とリハビリ入院のこと
- 親の介護3.姉弟の誰が同居するか?子育て中だからできない・独身だからできるのは違う
- 親の介護4.介護離職…仕事を辞めたくない両立したいと二重生活を上司に相談
- 親の介護5.脳梗塞で脳神経リハビリテーション病院で後遺症の回復中に今後の仕事と在宅介護の準備をする
- 親の介護6.リハビリ病院から老健に入居、母のうつ状態で在宅介護を急ぐ
- 親の介護7.在宅介護前に自宅に合わせたリハビリと段差や手すりのチェック
- 親の介護8.介護保険で在宅介護・デイサービスの利用計画
- 親の介護9.介護うつ状態で仕事も人もお金も気力も失い希死念慮に襲われる日々
- 親の介護10.うつ状態・ひきこもりから介護と仕事を両立できるまで
- 独身・介護離職でひきこもりのうつ状態から抜け出すネガティブな思考と体験談
- 親の介護うつ状態は介護が直接原因では無かった話
- 介護経験と家具職人の仕事を活かして福祉住環境コーディネーターを独学
- 福祉住環境コーディネーターいきなり2級・独学で合格しました
- 介護保険サービスを受けるための要介護認定の申請方法は
- 脳梗塞の後遺症を抱えた母の介護6年が過ぎて思うこと
- 親の介護をしない兄弟姉妹を責めない歪んだ理由
上記にも記載しましたが私の理解不足により高次脳機能障害という見えない障害でつらい母に寄り添うことができなかった日々…同じ境遇の方は是非読んでみてください。
仕事や住まいも自分の思い描いた人生に向かうために書き綴ったブログはメインに記載ていますので省力しますが、お時間がある方や興味がおありの方は
をご覧ください。(長いです…)





