介護目線・あべのハルカスの広重展に行ってきました

先日、大阪のあべのハルカスで開催中の歌川広重の作品330点集めた展覧会・広重展に行ってきました。

NHKで歌川広重の作品についての番組があり、母と一緒に観ていました。何とも言えないブルー、差し色の赤が美しく、江戸の雪景色をみると、当時は東京も雪が積もるほど寒かったんだな、すごく情緒がある…っと感激したその後日、そういえば…あべのハルカスで広重展があるとポスターでみたような…っと思い出して調べたら7月6日から開催だと知りこれはいかねばとすぐにいったのです。

暑い日が続く中、美術館の中だと暑さや日差しも忌避できるし素敵な作品がたくさん見れるし、ウォーキング代わりになるのも介護者家族目線で良い選択肢だと思いました。入場料は1900円、音声ガイドを申し込んだので650円、計2550円(1人)です。

開催し始めたところでかつ、開館時間すぐについたので入場するのに20分くらいは並んだように思います。ここで気になるのが立ちっぱなしだという腰と足の疲労、このlossで実質絵を見る時の体力が失われていつものように疲れからくる気力の損失で母の帰りたい病が発令して早く切り上げて帰らないといけないのではないかと覚悟しました。

(正直どこにいくにも最後まで見る気力と体力がないので途中で帰ることになりお金がもったいない!っと思ってしまう貧乏性…介護不向きですね。)

心配は的中して集中力を失い始め絵も見ずに早く出口に行きたがっています。音声ガイドの対象の絵の前で再生しても解説が終わる前に次の作品を見たりと明らかに聞いてないし見てないし記憶にも残っていない。このままでは疲れがストレスになり来たこと自体を後悔することになる、、、、、!!!!もったいない…これは母の多動衝動な部分があり本当にじっと集中できないのです。

これは入場までの20分で随分消耗してしまったことを考えて休憩した方が良いなと思ったところ、順路を辿った先の真ん中にベンチがありました。助かる!助かる助かる!少し座って先ほど音声ガイドを聞いているようで聞いていない作品を座りながら観ておさらいをし、少し休憩してました。

そして次は…トイレに行きたいっと想定内の要望。すぐに行きたいのか集中力を失ってトイレに行きたいと思い込んでしまったいるのかどちらなのか確認すると、トイレに行きたい気持ちになっただけだから大丈夫、このまま観て終わったらトイレに行くっというので

これではまたトイレトイレトイレと頭の中を巡って集中しないし慌てて出ることになるだろうと思って真ん中あたりで引き返して入り口で再入場許可の用紙をいただき会場すぐ横にあるお手洗いへ行きました。

その後リフレッシュしたからかまた半分の位置から集中し鑑賞することができ、パンフレットも持ち帰って帰宅後にも行って良かった~っと機嫌よさそうだったので安心しました。

母の気力と体力の賞味期限、頻尿対策など数を重ねて駆使した結果、比較的うまくいってよかったです。普段花を見に行ったり何か買い物に行っても結局集中力を失い機嫌が悪くなられてこっちまで嫌な気分になり不完全燃焼で途中で切り上げることばかりだったのですが今回は美術館の中にもベンチがあったことが本当に助かりましたしトイレで再入場できることも助かりました。

前半と後半で作品を入れ替えるようなので、また8月6日以降の後期もつれていこうと思いますが待ち時間がないように平日の会期真ん中あたりにしようかな、っでも夏休み真っ最中なのでいつ行っても多いかもしれませんね…とにかく介護がうまくできない私にとって今回の広重展はうまくいきました。翌日デイサービスに広重展のパンフレットを持って行って皆におススメしたようです。

会場あべのハルカス美術館
大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43 あべのハルカス16F 
開催期間2024年7月6日(土)~ 9月1日(日)前期:7月6日(土)~ 8月4日(日) 後期:8月6日(火)~ 9月1日(日)
開館時間火~金 / 10:00~20:00
月土日祝 / 10:00~18:00

後期行ってきました!


必読→ 自責の念から介護うつ状態の悩みが晴れやかになった書籍 この書籍にもっと早く出会っていたら、下記の体験記をうだうだ書くことはなかったと思うほど高次脳機能障害と発達障害の理解ができず介護うつ状態の自分にとって良い解決策がたくさん掲載されていました。

読めば読むほどこのブログに書いているような自分の負の感情で母を傷つけてしまったこと悔やんでいます。

8050問題、7040問題は他人事…の私が30代、母親は60代という6030で介護生活が始まるとは思ってもみず、準備や事前知識もないまま在宅介護が始まった体験談をリアルな感情込めて

  • 介護離職
  • 在宅介護の準備
  • 介護で同居開始
  • 30代独身からの介護生活
  • 介護うつ
  • ひきこもり
  • 介護での新たな気づき
  • 介護と仕事の両立

など自分にこんな感情があったのかっと予想だにしないネガティブなことから様々のことに向き合い、学び、前向きになれるまで3年、しかし、その1年後にはもっと激しいうつ状態へ…今後の明るい介護生活と自分のやりたいことを両立させるまで途中経過を記載します。

上記にも記載しましたが私の理解不足により高次脳機能障害という見えない障害でつらい母に寄り添うことができなかった日々…同じ境遇の方は是非読んでみてください。

「脳コワさん」支援ガイド (シリーズ ケアをひらく)

仕事や住まいも自分の思い描いた人生に向かうために書き綴ったブログはメインに記載ていますので省力しますが、お時間がある方や興味がおありの方は

をご覧ください。(長いです…)