
今日、母と和歌山カレー毒物事件のドキュメンタリー映画『マミー』を観に行きました。多くの方に知ってもらいたいなあっと感じる内容でした。このブログを読んでいただいている現在親の介護に悩んでいる方は年代的に知っている事件だと思いますが概要を記載しておきます。
和歌山カレー事件は、1998年7月25日に和歌山県和歌山市で発生した毒物混入事件で地域の夏祭りで提供されたカレーに亜ヒ酸(ヒ素の一種)が混入され、食べた67人が急性ヒ素中毒を発症し、うち4人が死亡しました。
事件の容疑者として近隣に住む主婦(林真須美)が逮捕され、殺人・殺人未遂などの罪で起訴されました。裁判では物的証拠が乏しい中、状況証拠をもとに死刑判決が下され、2009年に最高裁で死刑が確定しました。しかし、冤罪の可能性も指摘されており、現在も再審請求が続いています。
この事件は、日本の犯罪史においても特異なケースとして語られ、報道の過熱や捜査のあり方についても議論を呼びました。事件の真相については今もなお多くの疑問が残されています。
私はYouTubeなどでも事件解説動画やジャーナリストやインタビュアーの動画で林眞須美・健治夫妻の息子さんの話を聞いて、事件当時テレビや週刊誌でみた話とは全く違う言い分を知り、テレビの印象(ホースで水、保険金詐欺)でカレーの犯人もきっとそうだ…っと決めつけていたことが実は違うのではないか?と思い始めてからは興味深く追っていました。
ネタバレはしませんが、ドキュメンタリー映画を通じて、専門的な検証や取材の様子を拝見するにつれ、両親のことに尽力する姿、YouTubeの対談などでも『やってるなら一緒に謝罪・許しを乞うし、やってないなら助けてあげたい』という想いも併せて、再審につながって欲しいと願いました。
- なぜ決定的な証拠がないのに、殺意の証明ができないのに、死刑なのか?
- なぜ、証言がどんどん明らかに具体的に変わっていくのか?
- なぜ、関係者は皆インタビューに応えず逃げるのか?
- 調べていないものが明らかにあるのに取り掛からないのはなぜか?
とても不可解です。
話は事件の審判とは少しずれますが、息子さんの人生を想うと母親を信じることはわかるのです、しかしながらどうして、父親、健治の車椅子が押せる?ここにたどり着くまでの葛藤を想像してしまうのです。カレー事件とは別件で、ギャンブルをして借金したり、保険金詐欺という罪を犯したことは事実、さらに映画の中であらたに知ったことがあり、尚更、なぜに父と会話ができて車いすや車に乗せて一緒に行動できる? 許せたの?
心の狭い私は、息子さん、仏様かよっと思うのですよ。
前に取り上げた芸人フジタさんの父親の介護の話もですが↓
明らかに苦しい思いをさせられたのに介護をするってすごいなあって思うのです。葛藤はあると思いますがなぜにその域に達することができたのか?私は父が早くに他界しているからより一層わからないこともあるかもしれませんがもし生きていたとしたらきっと、父の介護はすべて施設にお任せしたいって思っちゃいます。
自分の状況を客観視すると、他の兄弟姉妹が母の介護をしないのに私がしているというのも大変だねって言われることがあり、自分としては責任もってすると決めているからやり切るつもりので、やはり自分なりに決めていることがあるからできるのでしょうか?あ、年老いた父親の代わりにインタビューに応えたり取材を受けるようにしたとYouTubeで言ってたから父の為でなく母の為にしているのかしら?
ネタバレになるのであまり言えませんが、息子さんの両親への尽力がどれだけ両親の救いになっているか、、、この息子さんのこと誰が支えるのだろう…施設で育ち、書く仕事や嘘を重ねるしかなかった時期を経て甘えることも知らず、批判の声も浴びながら最新まで戦う精神力、素晴らしきパワーを見習う部分があるなあっと感じながら、父親を載せた車いすを押す息子さんの姿が脳裏に焼き付いています。
映画は大阪十三のシアターセブンさんで上映されていました。
十三というと高校生の頃にネギ焼きが美味しいやまもとさんに行きたいと思っていながら全然所縁が無く行けないままだったので、映画のあとにいってきました!先日メッセンジャー黒田さんのおっさんぽで紹介されていたみたらし団子とアズキソフトクリームを堪能し、母も私も満足です。
映画マミーパンフレット シアターセブンさんで鑑賞 喜八洲総本舗のみたらし団子 喜八洲総本舗のあずきソフト 十三ネギ焼きやまもとのネギ焼きとお好み焼き
必読→ 自責の念から介護うつ状態の悩みが晴れやかになった書籍 この書籍にもっと早く出会っていたら、下記の体験記をうだうだ書くことはなかったと思うほど高次脳機能障害と発達障害の理解ができず介護うつ状態の自分にとって良い解決策がたくさん掲載されていました。
読めば読むほどこのブログに書いているような自分の負の感情で母を傷つけてしまったこと悔やんでいます。
8050問題、7040問題は他人事…の私が30代、母親は60代という6030で介護生活が始まるとは思ってもみず、準備や事前知識もないまま在宅介護が始まった体験談をリアルな感情込めて
- 介護離職
- 在宅介護の準備
- 介護で同居開始
- 30代独身からの介護生活
- 介護うつ
- ひきこもり
- 介護での新たな気づき
- 介護と仕事の両立
など自分にこんな感情があったのかっと予想だにしないネガティブなことから様々のことに向き合い、学び、前向きになれるまで3年、しかし、その1年後にはもっと激しいうつ状態へ…今後の明るい介護生活と自分のやりたいことを両立させるまで途中経過を記載します。
- 親の介護1.一人暮らしの60代母が脳梗塞で倒れた日のこと
- 親の介護2.脳梗塞の後遺症・高次脳機能障害とリハビリ入院のこと
- 親の介護3.姉弟の誰が同居するか?子育て中だからできない・独身だからできるのは違う
- 親の介護4.介護離職…仕事を辞めたくない両立したいと二重生活を上司に相談
- 親の介護5.脳梗塞で脳神経リハビリテーション病院で後遺症の回復中に今後の仕事と在宅介護の準備をする
- 親の介護6.リハビリ病院から老健に入居、母のうつ状態で在宅介護を急ぐ
- 親の介護7.在宅介護前に自宅に合わせたリハビリと段差や手すりのチェック
- 親の介護8.介護保険で在宅介護・デイサービスの利用計画
- 親の介護9.介護うつ状態で仕事も人もお金も気力も失い希死念慮に襲われる日々
- 親の介護10.うつ状態・ひきこもりから介護と仕事を両立できるまで
- 独身・介護離職でひきこもりのうつ状態から抜け出すネガティブな思考と体験談
- 親の介護うつ状態は介護が直接原因では無かった話
- 介護経験と家具職人の仕事を活かして福祉住環境コーディネーターを独学
- 福祉住環境コーディネーターいきなり2級・独学で合格しました
- 介護保険サービスを受けるための要介護認定の申請方法は
- 脳梗塞の後遺症を抱えた母の介護6年が過ぎて思うこと
- 親の介護をしない兄弟姉妹を責めない歪んだ理由
上記にも記載しましたが私の理解不足により高次脳機能障害という見えない障害でつらい母に寄り添うことができなかった日々…同じ境遇の方は是非読んでみてください。
仕事や住まいも自分の思い描いた人生に向かうために書き綴ったブログはメインに記載ていますので省力しますが、お時間がある方や興味がおありの方は
をご覧ください。(長いです…)