オーダー家具見積もり

私は家具職人といっても椅子やテーブルではなく基本的にカナがこあオーダーの収納家具をメインに製作してきました。

会社に所属している時にはすでに打ち合わせされた図面だけを渡されて納期までに製作をするだけなのでかゆオーダー家具の価格が安いのか高いのかわからないまま

とにかく図面通りのサイズに美しく仕上げることのみをし納品後お客様の感想も聞けないので社長に怒られることがないよう、クレームにならないように気を配り、周りの邪魔にならず自分の技術を磨くことを考えていました。

要は内部のことや自分の成長しか考えられてなかった駆け出しの頃。

その後、ネットショップにて木工所が作った既製品家具を不特定多数の方に販売することをし、レビューやメールにてお客様の声を聞き、喜びや悲しみや反省を繰り返し、

独立後はオーダー家具の受注をメインとし田舎でネットのみで全国のお客様と打ち合わせをして製作と納品を行うかことができました。

やりとりはメールだけなのですがとても素敵なお客様からのご依頼ばかりで精神的にも穏やかに受注をすることができ仕事がさらに大好きになり中毒にまで(笑)

もちろん()家具か何かは簡単に受注に繋がる事は無いので気をつけていることがあります。

オーダー家具の見積もり相談で心掛けているポイント

  • ネット上に不安要素を消すための内容・よくある質問例を書きすぎるくらい書く(ブログ記事は2019年に誤って全消ししてしまいましたが…)
  • お客様は説明ページを読んでいないと想定してメール内容から深掘りして丁寧に解説を加えて質問を重ねる
  • 文字を通じてお客様の今の悩み、解決したいことや要望していることを想像する
  • お客様の好みを想像して受け入れ、必要あれば助言をする。
  • お客様が気がついていない注意点をこちらから確認する(寸法の計測方法や搬入経路・壁面に巾木やコンセントなどの障害物がないか、内寸のサイズで入れたいものが収容できるかなど…)
  • 納期や予算、材質など要望を聞き条件が合わない場合には他の方法や、わ業者を紹介する

が、大まかな基本ポイントでとにかく『想像する』ことを大事にしています。

住宅販売していた頃、お客様がオプションでカーテンを選ぶ際に心の中で

『こんな花柄にするん?』『その色にするん?』などお客様の好みと自分の好みが違うことで否定的な感情を持ったこともありました。ファッションと同じで自分が好きなものが一般的だと勘違いしていた若い頃の痛い汚点です。

しかしながら今は自分かーくやや様の望むサイズや色や金物を受け入れてお客様が望むデザインを形にすることを徹底しています。

そして無理に仕事を受けようとしないことも大事で、無理矢理言いくるめて受注に繋げる行為をするのではなく、自分では条件が合わない場合、信頼出来る他者を紹介します。

そして経験を積んで当たり前になったことでも常に一対一の関係で一から丁寧に説明すること、不安を取り除き、焦らせない事。

オーダー家具を製作する際の心境

打ち合わせを経てオーダー家具が受注に至ると次は製作に入ります。

作る時はお客様が使う姿を想像して気持ち良く製作します、が

配送納品した直後から不安に変化します。

  • 望んだ通りの製品だったか?
  • お客様の生活が向上したか?

など形がないものを作るので気に入っていただけたかがわからないから感想メールをいただくまで安心出来ない緊張感があり、

お客様から設置後にメールをいただき安堵を経てやはりこの仕事が大好きだなぁと改めて思うことの繰り返しです。

自分はいつも人間性に関して自信が無くコンプレックスだらけですが仕事で救われることが多くあり、お客様に感謝しています。

あ〜書いてたら思い出して幸せ気分になりつつ現実を思うと悩ましくなってきました。必ずまた復活出来るよう今は介護で変化した環境と仕事の両立が出来るよう構築します。