自分でタンス・チェストを作る際に、引き出しの寸法の出し方を謝ると、本体より大きくて入らない、小さくてガタガタするなどの問題があります。
引き出し箱を作るシアにスライドレールをつけるか、つけないかによっても内寸が変わります。
DIYタンスの引き出しの作り方と組立て方基本講座
スライドレール付き引き出しの作り方事例
実際に木工所にてホテルのオーダー家具の引き出し付きキャビネットを製作したので写真を撮影したものを掲載します。
引き出しのパーツは側板2枚、前板、後板計4枚+底板です。
※製作したチェストの仕様は溝をついてベニアを底板にするタイプでしたが、DIYな場合は底板も一枚板ですることが多いと思います。
ネジを見せたくないので木ダボ仕様にしています。木工所によっては蟻組の引き出し加工機械があるところもあります。(以前いた木工所にはありました。)
ダボ穴にボンドを入れて組み立てます。
溝に底板を入れます。
底板をしっかり固定するため、直角を出してタッカーで留めます。
完成
2段引きのスライドレールを使用する指定だったので取り付けしました。
スライドレールの厚み分を引いて引き出し箱を作らないと入りませんのでご注意いください。
引き出しを閉じたイメージ
スライドレールがついていると引き出しの開け閉めがとても楽です。私の母も脳梗塞で片手がうまく使えないので、実家の婚礼ダンスはレールがないためとても重く、今後新しく買う(作る)タンスはレール付きの軽い引き出しに変える予定です。
最近の市販の家具では上記のような2段引きのスライドレールや、引き出し箱が全部出る3段引きスライドレールなど、
用途に合わせた金物がたくさんあります。
アイワ金属/AIWA スライドレールローラータイプ底付 左右セット 400mm AP-1103W 1セット
スガツネ 【ランプ】 3段引スライドレール(完全スライド) 【4518-250】 左右1セット
キッチンキャビネットにソフトクローズ引き出しレールを使用した例
フルオーダーキッチンキャビネット製作時に、ハーフェレジャパンのソフトクローズダンパータイプのスライドレールを使用しました。
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