職人気質ならぬ単なる自分の基準やルールのこだわりが強すぎる欠点

私は高校時代のバイトから始まり、どの職種に就いても仕事を優先してプライベートを疎かにして約束も守れず、約束をしなくなり人と疎遠になることも多い欠点があり、抑えきれない癖(ヘキ)を抱えています。

仕事が終わっても明日の仕事が気になったり、不動産屋にいた頃は、お客様からの質問に絶対答えられるようにと税制とか色々な勉強をしたり頭から仕事が離れませんでした。

家具職人になりたいと修業を始めた際には早朝から夜まで没頭し、それでもうまく出来ない自分にストレスを抱え、出来ない自分の自信のなさを払拭するために更なる作業時間を増やしました。

いざ任される仕事が与えられるようになってからは自己責任で自分で考えて尻拭いも自分でするため更に加速して休みも取らずずっと仕事していてまだまだ未熟な私は休んでる場合じゃない!っと休んだら精神的に罪悪感があり、

家具の直売をする為のネットショップ構築と運営時には仕事モードのピークを迎え毎日2〜3時間睡眠(ソファーで仮眠)のワーカーホリック状態です。

オーダー家具職人は1人で最初から最後まで自分のやり方、段取り、技術で図面通り仕上げるので作業手順や道具の置き場所から掃除方法含め自分ルールが強くあり個人により異なります。

私も最初先輩職人さんの独自ルールを考えずチョロチョロチョロチョロ目障りだっただろうなと今では恥ずかしくなるくらいよくわかります。

私は田舎移住してからはオーダー家具製作部門も完全に一匹狼で木工所のために始めたネットショップも我流で運営、いつからかスタッフがつきましたが、自分ルールか基準なのでスタッフの仕事の取り組み方に物足りなさを感じて不満を抱えていたところ、社長に

『君のやり方が一般的ではない、普通は定時で帰り土日は休んでプライベートを楽しみに仕事をするもんだ』と言われて初めて自分ルールの押し付けに気づかされ、

気をつけるよう肝に命じていますがどうしても自分が目標としている基準を満たさないのに悠々としているとイライラしてしまうのです。

もちろんスタッフが悪いわけではないし、そういう環境を作るのは自分だからイライラするのは自分の問題。

これは人とチームとして働くことは難しいと自分で気付き今に至りますが、手伝いで木工所に行っても明らかに作業量や作業時間や作業内容に差があり過ぎることに対してイライラが募ることもあり、

その度に自分基準を前に出しすぎないことを言い聞かせて耐えるのですが、私が仕事に没頭して数をこなす分、人が手抜きしているのが見えてしまい、楽して押し付けて平気な性分が許されなくなるのです。(特におじさん)

人は人、私は手伝いの身だからとわかっていても仕事となると段取りやメンタルが狂うので時折爆発的になることもあり、やはり私は協調性がなく器も小さく短気なんだなぁっと痛感します。

私の欠点。仕事の自分ルールやペースで進まないと気持ちが乱れてしまうこと…。

だからこそ私はここ8年ほど直接お客様とやりとりをしてお客様の要望に応える達成感や喜んでいただけることを自分でこなすことが向いているのかな?いや、向いていると言うか精神的に波風立たないんだなと感じています。

直接お客様とオーダー家具のやりとりをして納品をするやりがいは中毒にもなっています。今まで心底良いお客様ばかりで気持ちが救われた温かくなりありがたいです。

決して仕事が有能なわけではなく、単純に自分のルール通りに仕事の歯車が動かないとイライラするという欠陥があることだけです。

私の仕事に対する人との関わりは独立していたマイペースから介護生活になることで仕事スタイルも変わり、欠点が浮き彫りになり思い悩んで病みましたが、気づきを得る良い機会だと捉えています。

これからも先にお客様がいることを考えて仕事をするスタイルは継続していきます。

50歳越えたら著しく仕事の集中力を失うのに厄介な頑固さや権力誇張は増すの?に続く