建築現場の標語やルールに必ず整理整頓が挙げられいますが私も家具製作を工場でする際にはなるべく一作業一片付けをします。
よく言われる、綺麗な現場に事故は無し、も職人を仕事にして納得度が上がりました。建築現場だけでなくあらゆる職場に共通する当たり前のことではありますが…。
整理整頓する事のメリット
- 道具の定位置を決めておくと道具を探す時間の短縮になる
- 作業スペースが確保できる
- 紛失や不備に気がつく
- 精神が整う
- 製品に傷が付いたり汚れるリスクが減る
- 流れがスムーズになり全員がストレスなく作業しやすくなる
- 丁寧に仕事をする気持ちになる
- 避難時に必要なものを咄嗟に持ち出すことができる
- 停電時に手探りでモノを探したり感覚的に脱出することが出来る
掃除は怪我防止の基本
掃除をしていないと事故や怪我をする確率が高くなります。
- 床に落ちた端材やゴミで足を引っ掛ける
- 床に落ちた端材やゴミで足を滑らせる
- 商品を運ぶ台車のキャスターにゴミが引っかかる
- 機械にゴミや粉塵があると加工時に商品に傷がつきやすくなる
- 回転刃物にゴミが当たると弾いて猛スピードで飛んでくることがある
- 作業スペースや通路が狭くなる
- 来客時に恥をかく
- 工具や機械を落下させたり故障の要因が増える
見習い時に掃除を命じられる理由
職人見習い時に先輩や親方が仕事した後の掃除を命じられることがあります。見習い時にはメインの仕事で日当分を稼げない分、サポートとしてできることが掃除です。
掃除って誰でもできる簡単で面倒な作業と思って嫌だと感じたり自分は役立たずだと考える人もいますが掃除ってすごく助かる大事な仕事だし
なんといっても掃除の仕方や段取りと片付けでその人の性格や器量を測り、向いている仕事や向いていない仕事を判断する基準でもあるのです。
あとまだできる仕事が無いうちは1日が長く辛く思いますので仕事のサポートしながら覚えて行くことができます。
中には自分が楽したいから面倒なことを新人に押し付けるタイプもいて憎らしいですが…ハッキリ言って『育てる』より『面倒なことを若手にやらせる』っという価値観の人もいますね
助手としてだけなら見習いとした雇い方ではありませんし、個人的にはそんな若手軽視のおじさんおばさんは軽蔑します。自分がした仕事の一作業一片付けは基本ですから。
ちなみに料理もクローゼットもパソコンのデスクトップのフォルダも同様、整理されていることで効率アップしますね。
“モノづくりの現場は整理整頓で生産効率アップと掃除で怪我防止” への2件のフィードバック