家具業界不況

家具職人としての将来性はあるのか?これから家具職人を目指す人も木工所に勤めている人も木工所の経営者も衰退や不況に関して当然気にしていることだと思います。特に2020年以降はコロナ禍の影響で新規物件の受注が激減しているマーケットもあります。私自身もコロナ禍関係なく常にインテリア界の動向は気にしているのですが、ニュースになるような大手のニトリさんIKEAさん、大塚家具さんなどは同じ業界でも違う市場なのでニトリさんやIKEAさんがコロナ禍のおうち時間の影響も重なり常に売り上げが伸びていても木工所全体が好調とは限らないので消費者のニーズを知ったり動向を知るのに参考にしていますが、オーダー家具などの物件家具に関する市場調査は直接仕入れる(聞く・見る)ことにしています。

木工・家具業界の衰退や不況は20年前から聞いている

私が 子供の頃から 家具職人になりたいと再度目覚めて調べるようになってから早くも20年目に突入し、それ以前のことは知らないので言えませんが、20年前から不況や衰退は言われていました。いわゆる『不景気』という言葉がどこにも蔓延していたままで真実なのか謙虚に言ってるのかわかりませんが、忙しいけど儲からないという言葉は当時から聞いています。

しかしながら求人募集があったり忙しい木工所や予約待ちが何か月、何年もある個人工房もあり好調なところと不調なところに分かれるのはどの業界でも通じるものがありますね。ですので家具業界のニュースは参考にしつつ、個人で直接聞いてみる情報とああせて自分の将来性も見越して常に今後できることを探求している私です。

同業他社の木工所や個人の家具職人さんに仕事の様子を聞いてみた

今回聞いたのはコロナ禍に入ってからのことなのですが、基本的に店舗家具の製作をしている木工所や個人職人さんは仕事がないから何かないですか?予定が全然なくて…と おっしゃっていて、 緊急事態宣言から飲食店の時短営業や閉鎖などの影響もあり、新規店舗を今から出店するというのは激減するのは想像できますね、ということで店舗の陳列棚やカウンターなど製作している木工所は謙虚でもなく本当に仕事が減っている状況だと想像できます。

マンションや公共施設や教育・介護施設など大型物件などに関する家具の仕事はコロナ禍に入る前から計画されているものに関しては繁忙期のピークを迎えていて、今後の仕事は未定で従業員を遊ばせることになりやばい…という社長さんや今年も変わらず仕事があるといっている木工所もありました。

また通販向けの家具をよく倍している木工所に関しては例年繁忙期には変わりがないのですが、生活スタイルの変化にもより特定の製品の受注は多くあるのでその製作に勤しんでいるとのことでした。

もちろんインテリアショップなど販売に関する会社や店舗の市場調査ではなく、木工所という範囲での調査ですが製造の末端?としての2020年2021年の情報は身近に聞くことができました。

材木屋さんや金物屋さんに繁忙期か聞いてみた

様々な木工所に材料を販売する材木屋さんや金物屋さんにも配達時に忙しいかを聞いてみたりどんな材料が出るのか?どんな仕事でのオーダーがあるのかなど、その方々の取引先の個人情報には触れないようにして業界の市場調査をしてフムフムと学ばせてもらっています。