家具職人への道18~木工所デビュー体験談~

前回の続きです。

いよいよ初めての木工所デビュー。

ドキドキしました。

朝礼でラジオ体操の前に挨拶するも、、、ほぼ無口…

職人さんの世界って本当に無口なんだなと思いました。

 

 

お昼ごはんの時間もシーーーンとしていて、

その雰囲気に慣れるまでは苦痛でした(笑)

無口なだけではないです。困っていてわからなくても誰も、教えてくれません。

重たい材料が運べなくて困っていても手を差し伸べてもらえません。

 

重たいのを持てないなら仕事するな

 

って言われたこともあり

当時ひょろひょろだった私は、自分の体力の無さにがっくり来ました。

 

私は いきなり図面を渡され、コレを作ってみろといわれ

もうパニックでした。幸い、横の作業場でいた先輩が、丁寧な方で

手を止めて教えてくれるのですが、

そうしていると、社長に怒られるのです。

 

とにかく自分で考えろ。人の手を止めるな と。

 

どの機械を使っていいかわからず、そして20人もの職人さんが居るので

機械が被るときもあるんですね。

先輩が使うのを待ってる、、、と思ったら焦ったり、

変な作り方してても助言も無い

 

あとで失敗に気づき、消えたくなったりしました。

材料を無駄にしてしまったことや、時間がかかってしまうこと

全てにおいて私はダメだと、帰り道によく自転車で泣きながら

帰っていました。

 

入社してから私は早朝に行き、先輩たちの作ってるものを盗み見して

昼休みも皆昼寝してますがその間に、どんな道具を使ってるのか見たり。

終わってから掃除が終えて、先輩たちの進んでる工程を見たり。

 

見られるのは嫌がるので誰も居ないところでコッソリでした。

 

学校とは違う。

仕事としてお金をいただいているのですから

自分が納得するまで完成させない

というわけに行かないのです。

 

どんどん心にゆとりがなくなってきました。

少ししたら人にも慣れてきて、飲みに誘われることもありましたが

私は、そんなことしている場合じゃないから断ったのですね

すると、次の日から人付き合い悪いと冷たい仕打ちにあうのですが

私は、とにかく、目の前の仕事をこなすのにいっぱいいっぱいでした。

 

しばらく頑張るのですが、理由があり辞めてしまったのです、

自分でやっとここまで来たのに、、、と思いましたが

辞めることにしました。社長には迷惑ばかり掛けてしまい

本当に申し訳ないと思っています。

 

師匠にも謝りましたが、師匠は怒っていませんでした。

でも、師匠から紹介できる就職先は無いとのことで、

もともとから、頼る気持ちも無かったので

また自分で次の木工所探しが始まりました。縁って不思議ですね

 

こうやって別注家具屋さんは退職し

次の木工所に面接をするためハローワークへ。

 

⇒ 家具職人への道19に続く



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