家具の背板に穴をあける

先日オーダー下駄箱の製作で壁面に分電盤がある部分を避けて設置するためにトリマーで穴をあけたので、工程を撮影しました。コンセント穴を活かすための穴あけにも応用できますが既存の家具にコンセントカバーなど大きな穴をあける場合には治具を作るなど、今回とは違う穴あけ方法になります。

家具の背板に分電盤・ブレーカー用の開口を作る

用意する道具はハンドトリマーと目地払いビット、

家具の背板にトリマーで開口を作る

インパクトドライバーもしくはドリルドライバーと、目地払いビットの径より大きいサイズのドリルビットと材料を固定するクランプです。

ドリルビッド

背板を片側フラッシュにして開口したいサイズの枠を作りベニヤ板と接着しました。

片側フラッシュパネル

まずドリルで開口の内部に穴をあけます。

家具の背板に分電盤・ブレーカー用の穴をあける(コンセントカバーも応用)

(この時、バリが出るのでそのバリが開口する部分をはみ出さないように注意。)写真では際に開けていますが感覚で慣れているのでバリを軽減することができましたができるだけ落とす部分にあたる中の方で開ける方が良いです。動画では内部に開けています。

表に向けてドリルで開けた穴にトリマーの目地払いビットを入れます。

トリマーで家具の背板に分電盤・ブレーカーの穴をあける(コンセントも応用)

電源を入れて回転すると枠に沿って背板(ベニヤ板)を抜きます。

トリマーを使って分電盤の穴をあける

この時、トリマーの動きと負荷で板が動かないようにクランプで板を固定させた方が安全ですのでクランプを使うことを推奨します。

トリマーを使って分電盤の穴をあける

綺麗に開口できました。枠になっている部分に目地払いビットを沿わせるだけなので枠の寸法さえ間違えていなければ失敗なく分電盤やコンセントカバーサイズの開口が簡単にできます。

組み立てした時のイメージ

ブレーカー用の穴を背板に開ける

同様の加工方法で天板の開口もしています。

ドリンクバー・スープバーのテーブルの天板の開口加工
関連動画

トリマーの治具を使ってコンセントカバー用の穴あけをする方法