家具職人としてタブー?片付けられない人が収納を買ってはいけない理由は

こんなこと家具作る私がいうと商売あがったりやん、とタブーな感じですが、収納をむやみやたらに必要のない人に買ってほしいとは思いません。例えば片付けられない人に更なる収納を用意して(買って)はいけないと考えます…なぜなら箱があればあるだけそこに捨てるものやどうしていいかわからないものまで入れて更にモノが増える上にどこに何があるかわからなくなるからです。

まずはいるものだけを残して定位置を決めて必要なだけの既存の箱を置く、買うことが大事です。先に片付ける、整理する基本を日々取り入れる癖をつけることが先なのではないかな?と思うのです。

個人的に、必要最低限のモノの置き場所を決めているのでそこに戻してないと時間ロスによる不満を感じてしまいます。いざ震災などで避難しないといけないときに大きな差が出るとも感じていますし、日々の行動の時間の無駄も気になってしまいます。仕事でも家族でも片付けできない(定位置を決めれず紛失が多く探す時間も要す)人と過ごし、もちろん専門的な知識ではなく、色々工夫してもどんどん荷物が増える、決めた場所に戻っていない、生活・作業スペースが狭くなってくることにウンザリした自分が思うことです。

ただ、片付けできないのはだらしがないとかではなく自分でもどうしてよいかわからない、同じことを繰り返してしまう悩みを抱える人もいるので、その理解と歩み寄り、導くよう空間を提供することも大事です。