個人的職人に向いている条件は段取りと片付け・整理整頓がダントツ

私は自分の身だしなみや部屋に関しては無頓着ですが仕事の掃除は神経質の域かもしれません。思い起こせば高校生の時のバイトの飲食店でも暇さえあればコンロ周りの掃除や洗い物をしてきれいに並べてさっととれるような配置にして、ということが気持ちよくて、ぐちゃぐちゃにする人がいたら勝手にイラっとしてました。

レジのお札の向きもそろってないと気持ちが悪く、大きな金額から位置を決めていつも頭の向きをそろえるのに、他の人がレジを触るとぐちゃぐちゃになっていて、こっそり直したりと神経質でせっかちは自覚しています。でも、職人は段取り8分、整理整頓が大事、ということを聞いてそりゃそうだ。心地良いっとうれしくなりました。

病院の手術シーンでの助手の方や料理番組での助手も同じことが言えるんだろうなと、必要なものを先読みしてさっと出して常に整理整頓、使った器具はすぐに撤収するなど観ていて気持ちがいい。わかりますかね???

しかし、中には壊滅的に掃除や段取り、片付けに整理整頓ができなくて材料切りっぱなしで端材を拾わない、木くずを残したまま、道具を使ったら出しっぱなし、どこに置いたかわからなくなり探している、段取りが悪く材料が足りなかったり、パーツを切り忘れていたり、数を間違えていることが日常茶飯事の人もいて私には信じられません。次の工程を想像して今の仕事をして材料の向きや置き方も考えてと秒単位のこういったロスや無駄な動きが蓄積で数十分、数時間の差ができることがわからないのか?と思ってしまうことも…。

先日ボソッと

片付けや整理整頓、モノの定位置を決めること、悪い点を見つめて認めて良くなるために改善する、やろうと思うことに対する調べる深さや実際に動くスピードが全く違うからストレスで、それはどちらが正解とかはなくお互い様で。ピッタリ合うとその空間や時間は気にならないんだろうなぁ。

とつぶやいたのですが、きっとお互い様なんだろうなと思うのです。汚くてぐちゃぐちゃで平気な人、無駄やロスだと思わず平常だと思う人、そういう人にとっては神経質な人って鬱陶しいしめんどくさいだろうなと。ただ私は木工限らず仕事で出会う方々でうまく仕事が流れるパターンって皆がほぼ同じ考え方で動きだったのでイライラすることもなく仕事していて気持ちよかったのは恵まれていたなあと気づいたのです。逆に合わなくてうまくいかないのは行動の違いであると。

だから個人的ではありますが向いている人は?と聞かれると絶対的に片付けと整理整頓、先読み段取り力かな?と伝えています。なぜなら仕事の利益を出すことや相手のことを考えて思いやる大切な要素がすべて片付けや段取り力に含んでいるからです。汚いところで仕事をすると、怪我や材料に傷がついたりするリスクも高いです。もちろん私が正解ではありません。いろんな性分な人もいるので合う性分の人と仕事する、もしくは一匹狼で、というのがストレスなく継続できるのだと思います。

◯◯した方が良いと思っても(伝えても)行動できない場合、視点を変えて◯◯しない方がいい理由やしてはいけない危険性などを知る(伝える)と、今までできなかった『した方が良いこと』に向かうなぁと感じています。〇〇に例文を入れると、

片付けした方がよいと伝えても片付けできない場合、道具をぐちゃぐちゃにしない方がいい理由、散らかす危険性、段取りが悪いときの損失を伝えると、損をしたくない、怪我をしたくないという危機感が生まれるので良い方向に向かうのかなということ。(でも根付いた性分は簡単に変えれませんが…。)

もう一つ、野菜やキノコ類、海藻類が苦手で食べない人に、野菜を食べたほうがいいとだけいうよりは、肉類や脂質糖質たっぷりのジャンクフードばかり食べていると脳や血管にも悪いし、何より成人病や認知症のリスクが高まるらしいよ、となりたくない自分の未来を伝えると自ずと良い食生活を見直すのでは…という感じ。

相手を無理に変えようという押し付けだけでなく、もちろん自分の悪いところを認めることや、甘さや日々抜けない慣習への喝でもあります。