家族のおかげ

私は本当にどうしようもないクズの本能があります。自覚しているその本能を理性で抑えれているのは家族のおかげであり、家族がいなくてクズの本能で生きている方が楽な側の人間ではないかと思います。

若いころはそのクズの本能に気が付いていなくて蓋をするようにがむしゃらにやりたいことをして自分は正しいと信じて仕事に精進してきましたが、歳を重ねるにつれどんどん自分は出来損ないのクズなんだとヒシヒシと実感し、振り返るとそれが恥ずかしくもあり申し訳なくもなり、周りに迷惑をかけてきたことに対して自分を苦しめることもあります。

気を抜くともう寝込んで起きれなくなるんじゃないかと思うこともありますが何とか保てているのは身内の子供たちがどんどん成長してきてこの子たちの足かせや迷惑や負担を掛けず、恥をかかせず、お世話にならない、邪魔にならない生き方をしておきたいという気持ちがあるからです。

未だ勉強したりとクズの穴埋めにいろんなことあがいていますがその気力は本当に家族のおかげさまだと思うし、感謝しています。それと社会人になってこのどうしようもない私を見守り許してくれた周りの大人の方々のおかげで若いころは自分のやりたい道を信じて生きてこれたのです。それも本当にありがたいことで気が付いてなかった間抜けさに嫌気がさしますが、遅くても気が付いたからこそ今からできることもあるんだと言い聞かせて、無駄にしないよう還していきます。