先日、姪っ子ちゃんの誕生日プレゼント用に漫画を購入しました。姪っ子ちゃんが人物、特に瞳だけを描くことに夢中になっていた時期もあり、時折会うときに漫画を買いに行くことも含め(思春期って読んでいる漫画を大人に知られるの嫌かなと思いお金を渡して姪っ子がレジに並んで買っていたので何を読んでいるかは見ていないけど少女漫画だったと思う)、私が好きになった天に恋う全17巻セットをセレクトしました。
望月桜先生の描く人物がとてもかわいくて瞳もキラキラかわいくて、衣装もすごく細かいところまで描かれていて建物とか小物とかも感動なのです。
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天に恋う 1 （ネクストFコミックス） [ 望月桜 ]
ネタバレになるので抽象的な感想になりますが、とにかくめっちゃかわいい鈴花(主人公)を中心とし、歴史的な部分とか身分的な部分とか全員がそれぞれの事情があって様々な思いが巡って胸が痛くなったり心配したりハラハラしたりと感情が揺さぶられるのですが、なんといっても鈴花の存在や言動により伝統的に決められたルールはわかりつつも心が通い合って平和に解決していくところが見ていてホッとするし温かく応援する気持ちになれます。
またファンタジーとはいえ歴史的な学びを感じたり読んだ後に歴史を知りたくなったりプラスの効果が沢山あります。
なんといっても衣装の柄…細かい！これ描くのにすごい時間がかかっていることがわかります。先生の漫画という仕事のこだわりとか想いとかつまっていて、文字や表情だけをパラパラッと読み進めていくことは絶対にできない！先生の魂こもったお仕事に向き合わねば！！！っと鑑賞かねてゆったりした時間が過ごせました。
月並みな言葉ですが漫画家さんって本当に命を削っているなっと思うのです。
家具でも機械化して効率よく仕事をこなせるようになっていますが絶対に手作業でしか出せない柔らかさとか美しい仕上げ部分があり、それを手作業でしなくても一応商品にはなるけどもやはり並べると手作業でひと手間加えた方が美しい。
納まりや手触り、面取りや仕上げなどでも機械そのままでも十分に成り立つ、手作業に掛ける予算も時間もないけど技術職として触り心地や見た目をよくするこだわりを貫く、でもこの作業は気づかれないと言えば気づかれない…する必要もない…このように、素人には全くわからないけどプロとしてこだわっておきたい
しなくてもいいけどきちんとする
こういう部分が細部に沢山垣間見えるのと、あとがきで先生の人柄がにじみ出ていて尊敬します。漫画を描く為の生活に没頭されていることもあるのか最近Ｘでは体調不良を訴えられていて本当に心配！
(私も仕事に没頭して生きてきたので睡眠不足とか息抜きをうまくできないとかの積み重ねと歳の功でいきなりいろんなところにガタが来たのでわかると言えばわかるのですが私とは比べ物にならないくらい情熱を注いで命削ってお仕事されているので大病じゃないといいな)
【ＰＲ】表紙を見ただけでわかりますよね…衣装やアクセサリーの描写が美しい！
『とりかえ花嫁の冥婚』『惑いの鳥籠』『運命の皇帝』『囚われの歌姫』『恋にならないシェアハウス』『嘘憑き狐の巫女様は後宮で謎を占う』『フルリッツ伯爵はいつもご機嫌ナナメ 』など主に電子書籍で配信中で2024年7月からは、『華の大地に光降る』も配信開始されます。
