家具職人メールマガジンのバックナンバー

子供の頃からコンプレックスだらけで自信がない私、何をしても自分はだめだと卑下して落ち込み、できない自分にイライラして自爆することも多く…。そんな精神安定剤が仕事にあります。

とあるオーダー家具を受注し納品するまでの流れの感情的なメールマガジンバックナンバーです

2015/10/27 14:50配信分

大切な家族のための空間。2ヶ月、3ヶ月っとメールも30回くらいやりとりしてカタログ送ったりイロイロして設置場所の写真をいただいたり。

近隣の方が便利で安心だと思いますが田舎でこじんまりして会わずとも『あなたにお願いしようと考えています』と言われることが勝手ながら私の治癒でもあります。私はコンプレックスは沢山あるけど仕事に救われているなと思います。

『親切にありがとうございます。 地元の工務店に依頼します』

とフラれることもあるけどちゃんと向き合っているので、その方が良いことは素直に気持ちよく受け入れています。

欲しいを形にする仕事。愛がある良い仕事だと自分で思います。辞めれない中毒性があります…

そして様々な立場でいつも色んなメッセージをお寄せいただきありがとうございます。将来的にやりたいことたくさんありすぎて焦る気持ちもありますが地道にコツコツつなげていきます。できれば他の木工所さんとも繋がることができればとも考えています。

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編集後記

私はお問い合わせいただいたお客様に対し、こういった木工所のほうがお客様の理想に近い家具が作れると思います、と素直に紹介したりします。仕事を断るのは馬鹿だと言われることがありますが、得意分野の木工所で値段も納期も品質も満足行くほうがお客様にとって良いと考えるからです。

はっきりいうと、同じものを作っても、得意分野の木工所のほうが材料の仕入れも安く、作るのも早く、機械も揃っているので私に依頼するよりもコストも品質も良いものができるからです…。

以前は依頼された仕事は全部自分で!と思っていましたが、お客様のことを第一に考えたとき、どうしても私が作った家具でないといけない、ということは指名されない限り無いので、素直に説明して信頼できる同業者さんを紹介しましょうか?など提案をしています。

この思考を徐々にもち始めることにより、介護生活になりオーダー家具のお見積依頼を全部断らないといけなくなったときのメンタルがちょっと回復できるようになりました。この頃、お客様からのお問い合わせも増えている頃で、ご要望を形にしたい!せっかく依頼していただいたのにお見積りを断りたくない…でもできない…。こんな私は生きている価値がないとまで思いつめました 汗 仕事中毒も良し悪しです。

でも正直に現状を話して、他の業者さんを直接紹介し、お客様の要望が形になったことに喜びを感じています。