コロナ禍で田舎移住してリモートワークの注意点(後編)

コロナ禍で田舎移住してリモートワークの注意点(前編) 

  1. 田舎の生活(人間関係・ご近所づきあい)を知る
  2. ネット回線環境を確認する
  3. 急を要するパソコンの修理に困ることあり

の続きとして、リモートワークの仕事内容にもいろいろあり、データのやり取りや打ち合わせをスカイプやチャットワーク、ZOOM、そして新たに出てきたサービスなどを使って行う在宅ワークやテレワークと違い、サテライトオフィスやネットショップなど本社とは別の場所にある支社として考える上での注意点です。

コロナ禍で田舎移住してリモートワークの注意点(後編)

4.商品の仕入れや備品購入は時間と送料がかかる

想像できることで当たり前のことですが意外と移住後に気付くケースもあるので記載します。

都会で即日発送、当日配達、翌日配達が当たり前で生活をしている場合、地方では即日、翌日に届かないこともあるのでゆとりをもって仕入れたり購入する必要があることと、都会にいた頃と同じ店を利用して都心部からの配送の場合には送料が高くなることもよくあります。何より本当は急いでいないし待てるのに、都会の時間軸に染まっていると待たされている感が募ってストレスになる人もいます。

5.ネットショップの出荷と配送時間に時間と送料がかかる

ネットショップをしたり、作ったものをどこかに納品する場合、クライアント様の希望配送場所によっては翌日到着ができず、4と同様、逆にお客様をイライラさせてしまうことにもつながります。また、雪や大雨など自然災害が起きていて荷物の遅延が発生していても、その地域に住んでいない人には想像できず、荷物が届かない!とクレームになることもあるので注意書きが必要です。(私の場合、本当に雪で遅れているのに『雪とかわけわからん言い訳してきたとレビューに書き込まれて悲しい思いをしたことがありますが、事前に遅れる可能性についても丁寧に記載して伝えるべきだなと勉強にもなりました。』)

また、送料が高いので他店の類似品を選ばれて売れないこともあります。消費者の立場に立つと、どうしてもその商品・この人のお店じゃないとダメだという場合を除き、送料が安くて早く届く方を選ぶ傾向があります。運送屋さんと契約しても都会のように荷物が多く、顧客が多く、一日にさばける量を比べ、田舎で少ない荷物だと契約しても送料の単価も高くなりますので、その問題をクリアするには送料を払ってでも選ばれる運営力が必要です。

6.都会にいた頃との価値観の変化でトレンドアンテナが鈍る

都会のようにモノと情報にあふれ人がいきかい回転率も早く、お店の数も多くて選択肢が沢山あることに重きを置く仕事内容や価値観の場合、田舎にはびっくりするほどトレンドが入ってきません。今はネットでどこでも情報が仕入れることができるのですが、目で見て手で触って、肌で感じて流行を先取りするには難しいです。

そしていつしか田舎になじんだ時に、そのトレンドが必要か?と疑問を持ったり価値観が変わってしまうことで今までと同じモチベーションで仕事をすることができなくなるケースもあります。芸能人でも華やかな世界に居ながら急にロハス、ビーガン、リサイクル、オーガニック、ヨガ、などなどおしゃれな横文字ですがいわゆる自然の中で暮らし、嫌な仕事は断るなど、ガラッと変わった人もいますよね。

トレンドに興味がなくなってしまうとアンテナも鈍りますし、町を歩いても目に入る新しいものが少ないけど、別に生きていくのに困らない、となるとドンドン都会の感覚との差が開きクライアントが望む仕事ができないことも起こりえます。(私的には価値観の違いや新しい感覚により今までの仕事のやり方を変えることはいいと思っていますが雇われの身だと会社の方針が大事なので言い切れない。)

7.仕事内容によっては取材先に困る

WEBライターや記者、雑誌編集者などの仕事をしている場合、最初こそ新鮮でいいですが新規オープンのお店情報は数か月に一度あるかないか?(場所による)でお店も少なく、取材をやりつくしてネタ切れになることもあります。しかし、その地の魅力は移住者だからこそ気づくことあるのでその感性を生かして仕事の幅を広げることができる可能性もありますね。(実際私もサブで始めた観光ガイドでも活かせましたし、他人が見ると何もない場所でも、自分にとってネタの宝庫でそれを好む人と仕事が成り立っていて、必要なことにだけアンテナを張るという快適な生活を選んでいます)

田舎移住でWEB仕事経験者として…

仕事内容はそれぞれ違うのでトータルして個人的には田舎移住でネットショップやWEB配信するのが向いていますし成り立っています。田舎ならではの強みもたくさん知っています。しかしながらモノづくりの材料の仕入れには都会と違い納期もかかるし、送料もかかるデメリットはあるのも事実です。ただ、それをカバーするだけのほかのメリットがあるので私は田舎で仕事をしていくことが望むライフスタイルです。

もしこれから田舎移住をしてリモートワークをする、もしくは独立して田舎で仕事をする方にとってWi-Fi等のネット回線についてソコソコで問題なく、場所を選ばない内容を記載しているライターさんやWEB講師、アウトドアやモノづくりなど田舎ならではのライフスタイルを提案する仕事をしている人にとっては環境も良く、コストも低く、都会での心を壊しそうになるガチャガチャ感から解放されるので良いアイデアも生み出せるのではないかと思います。事務作業や電話対応、メール対応など接客を主にする方も少し休憩に外に出たら自然があるというのも精神的に良いです。

トレンドを追ったり、おしゃれを楽しみおしゃれな音楽を聴きながらおしゃれな店でおいしい料理を食べてBARやクラブで飲んで、最新の映画を観て、ライブやコンサートに行って、ということが楽しみで生きがいの方にはちょっと不向きかと思います。