家具業界は今から繁忙期になるのが例年の常ですが、今年はコロナウイルスの影響で生活様式が変わり、リモートワークの増加で個人宅のオフィスブースが関連が春以降売り上げが伸びているようです。
リビングや寝室、ウォークインクローゼットの一部に既製品のデスクセットを買い揃えたり、壁面にカウンターテーブルをDIYで取り付けたり、リフォームオーダーしたりと個人向けで繁忙期が続いて人手不足で悩んでいる木工所もあり求人を出すけど希望者がいないという問題も。
家具職人の補助作業員を派遣で募集する
私の知人も家具職人募集していますが全く問い合わせがなく、これからの人手不足を派遣で補助作業できる人を探すことにしました。家具職人になりたいというよりは、時間内目一杯働いて得る収入が目的の方です。
私の人脈で派遣会社の人がいるので紹介してもらい、仕事内容と条件を伝えて合う人がいたら来ていただくのですが、よく考えたら補助作業であれば家具職人になりたい人よりは適しているかもとも思えてきました。
家具職人になりたい人は減っている?
私が家具職人になりたいと思った頃は、今と比べたら家具職人になりたい人の数が多かったように思いますが
独立工房ではなく、求人が出やすい木工所の場合は時代の変化や機械化がどんどん進むのと低単価、短納期、多忙…豊かな生活が描けなくなり、あまり好まれる仕事ではなくなっているようにも感じます。(実際、すぐ辞める人もいます)
家具職人になりたい人は減ったのかな?
家具職人になりたいけど求人がない、いや、正しくいうと木工所の募集要項がやりたい仕事内容ではない。
ということでしょうか。
DIYはずっと人気だし家具作りに興味はあっても仕事にはしない、テレビやネットで誰かのDIYを見て趣味で楽しむ位置にいる人は多いですね。
仕事内容では修業は不要
料理するのは好きだけど料理人にはならないのと同様かもしれません。料理もいろんな職場があり、私自身も寿司屋さんや居酒屋、カフェでバイトをしたことがありましたが寿司屋は寿司職人さんでしたが、居酒屋に関しては『料理人』でなくても厨房が成り立っていました(私も高校生で厨房していました)し、カフェもマニュアル覚えてホールを1ヶ月した後、厨房に欠員が出てすぐに厨房に入りました。
木工所の仕事もすぐにできる仕事や未経験でも慣れたらできるようになる仕事、熟練工になるまでに数年かかる仕事など様々です。
その中で、比較的慣れたらできる系の木工所は人手不足と離職の傾向が高いと周りを見て感じます。また、繁忙期と閑散期の差も激しく、忙しい時からはじめたら身体がついてこず辞めたくなる率は高いです。
私はオーダー家具製作から入り、量産家具のラインも経験した上で、どちらの仕事内容も違う魅力がありますが、誰もがそう感じることは無いという認識はあるから、私から人にオススメはしていません。