直線縁貼機

本日大阪の木工所にて直線縁貼機の買い替え交換がありました。直線縁貼機とはかフラッシュパネルや低圧メラミン化粧板などの木口に同色の面材を貼る機械で、量産のパネルを製作するときにはとても役立つ相棒です。私はオーダー家具製作の木工所にいたので基本的に手貼り作業だったので直線縁貼機はお目にかかったことがなかったのですが、田舎移住をした際の通販家具製作の量産工場で初めて見て、機械化ってこういうことかあ…とジレンマを抱えたことを思い出します。

話は戻り、その相棒が何か月も前からセンサーやテープの送り部分が壊れていて主導でテープを差して…エンドカットも面取りも手作業でしていました。ロールになったテープをセットして適切に流すだけで面取りをしてくれる通常と比べるととても時間がかかるのでコストが上がります。しかし、機械も安いものではないのでなかなか購入に至ることができない状況で、今の作業時間のコストを機械を購入して、その機械代が人件費だと思うと早く購入した方が良いのはわかっていながらも何か月も手作業が続き、ようやく借り入れをして購入することができたようです。

今まで頑張ってくれた直線縁貼機。

直線縁貼機中古
直線縁貼機

機械屋さんと重機設置のプロの手により搬出

直線縁貼機搬出
直線縁貼機の搬出

2時間ほどかけてスペースがあきました。

木工機械引っ越し
先代の頃からある何十年も前の収納棚がオープンに。

クレーン付きのトラックで搬出

直線縁貼機

これを眺めながら『頑張って働いた子(機械)が旅立ち新人(中古機械です)が入って来ます。家具職人目指した時は全て手作業でしたいと強く思っていたので機械化された木工所で働く拒否感がありましたが仕事内容により機械は人を補助するとてもありがたいパートナーだと思っています。まだ自分の未来像とは違いますが』とツイート。

ツイートの補足ですが自分の未来像というのは移住した先の田舎で細々と長く愛用できるモノづくりをしたい、自然に近い暮らしをしたいということなので介護で大阪の実家に戻り中の今は知人の木工所のお手伝いをしていて真逆なのです。が、機械で多くの方に必要とされ、求められる製品を作る仕事にも真摯に向き合っています。

直線縁貼機搬出
去っていく機械さんありがとうさようなら。助けられていました。